9:名無しNIPPER[sage saga]
2015/08/11(火) 13:16:59.28 ID:Kz5Ot98OO
『でも憂なら唯先輩のこと、普通に分かりそうだけどな』
「そうでもないよ。梓ちゃんにしか分からないことだってあるよ」
『まさかあ』
言いながら、ああもうお昼だって気付く。
お姉ちゃん今ごろ何を食べてるかな。
なるべく確かに想像する。
昨日乾いた服がなかったから、きっとあれとあれ、なんて。
お買い物に行くまでのちょっとした時間。
学校の宿題も終わっちゃって、
お姉ちゃんがしてるみたいにソファーに寝そべってみて、
天井こんなに高かったっけ、
なんて思う。
天井の高さを知ってるお姉ちゃんの目線で想像してみる。
ぷちん、と自分の髪の毛を一本抜いてみて、
お姉ちゃんの色と重ねたりする。
いっこの身体で生まれられたらよかった、
なんて昔思ったの思い出した。
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