10:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga]
2015/08/11(火) 22:37:18.88 ID:wqQE0kJT0
「十五〇〇(イチゴーマルマル)から始めろだとさ。各自警戒待機」
「了解。いつもと勝手が違うかもしれませんが、気を引き締めていきましょう」
頭の後ろで手を組む少女。ざっくばらんなショートボブ、ボーイッシュを通り越した漢口調。重巡艦娘、摩耶。
その横で長い髪を撫でつける少女。丸底レンズの眼鏡越しに柔らかな眼差し、豊満な体つき。摩耶の妹艦、鳥海。
「はぁ〜。なーんでわざわざ艦娘同士で戦わなきゃいけないのよぅ」
聞くだけで気が抜けそうな声、その発生源。左右二結びの髪と両腕を力なく下げ、水面を恨めしそうに見つめる少女。
「諦めろ瑞鶴。俺らが戦力としてやってくにゃまず先立つものが必要なんだ。金と潤沢な資源ってやつがな」
「提督も乗り気ではなさそうでしたけど、うちに限らず鎮守府の経理は火の車ですからね。
スポンサーの協力を得るためには、体を張ったキャンペーンの必要も出てくるのでしょう」
摩耶と鳥海の言い包めに、瑞鶴は不満げに頬を膨らませた。
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