11:乾杯 ◆ziwzYr641k[saga]
2015/08/11(火) 22:40:34.92 ID:wqQE0kJT0
「お偉いさんへのパフォーマンスが大事だってのは、まあわかるわよ。
けど、ちょっと外海に出れば敵だってわんさか出てくるはずでしょ」
「それは、ですが、実戦ではどうしても不測の事態が有り得ますし」
「不測の事態って、たとえば?」
「たとえば――もし敵に空母型がいて、もし混戦の最中に敵艦載機の打ち漏らしとかがあって。
もしそれがお偉いさ……コホン、将校閣下の側に向かったりしたら」
「もしもしもしって、そんなひっくい可能性にまで気を回さなきゃいけないほど、あのおっさんの命は重くて尊いワケ?」
「おい、瑞鶴」
不敬ともとれる発言に、摩耶が眉を潜めた。
「なーんか納得いかない。うちの提督さんは自ら船に乗って最前線で戦ってるってのに、あいつらときたらてんで――」
「口を慎みなさい、瑞鶴」
「――ッ。しょ、翔鶴姉!」
瑞鶴が振り向いた先、腰に手を当てている白髪の少女。
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