過去ログ - 【咲安価】京太郎「泣けるぜ……」はやり「FILE8だよ☆」【バイオハザード】
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400: ◆pVFxOJxdKw[saga]
2015/09/13(日) 01:41:38.34 ID:38OSLAO90
一応どんな感じのか、おさらいがてら前に乗っけたものを……。

21世紀……。
世界の麻雀競技人口は数億人を超え、プロの麻雀プレーヤーは人々の注目を集めていた。
高校でも大規模な全国大会が毎年開催され、高校生麻雀部員たちが覇を競う。
そんな舞台の一つである『インターハイ』……俺はその会場にいる。

長野代表清澄高校麻雀部、そこに所属する俺はまだ麻雀初心者ゆえに成績は揮わず県予選落ちだったから、他の部員たちのサポートに回るしかない。
まぁ、それは当然のことだから仕方ないのだが……。

京太郎「……暇だ……」

せっかく東京に来たし、東京見物でも行きたいと考えたけど、雑用などのサポートのために来てる俺が暇だからとそれを率先と行うわけにはいかない……。
他のメンバーと気晴らしに誘うってのもありかもしれないが、皆麻雀のために研究してたりと忙しそうだ、邪魔はできない。
しかし、咲のやつはどうもいろいろ思いつめてる感じがする……そう思った俺は彼女を誘ってみたんだが。

咲「ううん、私はいいや……」

京太郎「ええっ？せっかく東京まで来てるのに、もったいないな！」

咲「あはは……」

誘いは断られちまった……だからせめて気が紛れるようにいつものように振舞った。
その場を離れてそっと耳を澄ますと、あいつの独り言が聞こえた。

咲「私は……そんなことをしにここに来たわけじゃないから……！」

あの言葉は俺の言葉に対しての本心からの答えと、自分に言い聞かせる様にってのが混ざった感じだった。
……アイツの事情をまったく知らないわけじゃない、でももっと肩肘張らない方が良いと思うんだがな……昔ハンドボールで思いつめていたことがある自分を思い出すから、余計にそう思う(といっても俺のはそこまで重い内容って訳でもないが)
何はともあれ、咲にもフラれたし、余計に途方に暮れた俺は……。

京太郎「他の会場でも見に行くか……」

Ａブロックの会場……そこではもし清澄が決勝戦に進出できた場合、そこで当たるかもしてない高校がいることだろう。
そこで麻雀の参考になるものを探すもよし、データを取って貢献するもよし……俺にだってできることはある。
そう考えて俺はそちらの方角へ歩き出した。

そしてふと違和感に気づく。

京太郎「……急に周りが静かに……？」

先ほどまで、会場内のアナウンスなど聞こえていたりしたのだが、それがピタリと止んでしまった。
周囲にいる、通路を歩いていた他校の生徒たちや大人たちもも不思議そうな表情をしている。
と、不意に近くにあった扉が壊され、ガスマスクをした黒い戦闘服の男たちがなだれ込んできた。

京太郎「ーーーーなっ……なんだあんたら！？」

そう叫んだ次の瞬間、電源が落ちたのか明かりが消え、金属音がしたと思ったら煙があたりに立ち込め……俺は意識を失った。

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