過去ログ - 【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ 俺は・・・18だ!【忍殺】
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484: ◆WolEwA02oI[saga]
2015/08/20(木) 20:23:41.99 ID:qn7kKWbG0
5/12 夜 キョート城 千人の不審者の間

この茶室は普段であればグランドマスター同士が政治力の遊戯を行う場でもある。

だが今日この時に至っては、そんな愉快そうなアトモスフィアは微塵もなかった。

「サラマンダー=サンが純粋なカラテ勝負で敗北し、肩に致命的なダメージ・・・」

スローハンドがひとりごちる。

「医者の話では確実に後遺症が残るようだが」

パーガトリーがそれに付け加える。

「カラテ最強と言われたサラマンダー=サンのカラテが実質半減・・・ワザマエはマスター階位クラスまで落ちたか?」

ケイビインがサラマンダーの今後を憂う。

「いや。サラマンダー=サンは片腕にダメージが残ろうとも、マスター階位程度までワザマエが落ちる男ではない」

「サラマンダー=サンは非常に多彩なワザマエを持つ。片腕が使えない程度ではその数が減っただけだろう」

サラマンダーと同じく武闘派のダークドメインが言い放つ。

「ニーズヘグ=サン。あなたは間近で見ておられたようだが・・・止めることは?」

ヴィジランスがニーズヘグのリスクマネジメントを問う。

「無理じゃ。仮に割り込んだとして・・・その後儂が殺されるわい」

「それに両者の実力はゴジュッポ・ヒャッポ。どちらかがああなるか、両方とも倒れるか。それ以外の決着は無かった」

ニーズヘグは半ば当事者として回答する。

部屋の中央に据えられたシシオドシが静かに鳴った。

「して・・・下手人。インクストーン=サンの処分については?」

パーガトリーが切り込む。

しばしの沈黙。中央のシシオドシが数回なるまでその沈黙は続いた。

この部屋において互いの表情は詳らかではない。隣にいる者のチャワンと手元だけが微かに見える程度だ。

だが・・・数名を除きグランドマスター達の表情は良いものとは言えなかった。



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