過去ログ - 【安価・コンマ】ネオサイタマでニンジャライフ 俺は・・・18だ!【忍殺】
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791: ◆WolEwA02oI[saga]
2015/10/19(月) 20:48:52.54 ID:KqYoaLs70
慎ましいながらも男性の肉体には決して存在しない柔らかさが更に押し付けられる。

手入れの行き届いた若く艶やかな肌の感触が背中一面に広がる。

露天風呂で外気に晒され冷えたはずの背中が温もりに包まれる。

痛覚が反応するが最早それどころではない。

背中越しではあるが少女の速い心臓の鼓動すら感じられている。

「・・・」

「・・・」

しばらく2人とも何も話さなかった。何も話せなかった。

チガサキの体感時間からすれば10分ほど経った後トモヨはこう言った。

「今すぐには無理というのは分かります。あまりに唐突ですもんね・・・」

自嘲するような声だが強い意志が篭っていた。

「でも・・・」

「待っていますから」

そう言い切ってトモヨはチガサキの背中から離れ、浴室から姿を消した。

「・・・・・・」

トモヨがいなくなってからもチガサキは動けずにいた。

鼓動が速かったのは彼女だけなのだろうか?

誘われていると理解した瞬間、声も出せないほどに発生した感情は一体何なのか。

「しない」のではなく「出来ない」といった理由。

考えるまでもなく、視線を下ろせば答えは出ていた。

彼女から超えてきた明確な一線。

もう戻れない。

もう戻らない。

「クソッ・・・」

チガサキの悪態が浴室に木霊した。

ショッギョムッジョ キョートの月はそう呟いた。


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