過去ログ - 穂乃果「魔法のある世界で」 -SS速報VIP

過去ログ - 穂乃果「魔法のある世界で」

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24: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 21:59:29.41 ID:3+P7VsSW0
「あんたもそろそろ帰りなさいよ。9時よ？」

「いえ、穂乃果を待ちます」

「花陽を帰らしておいて、自分だけ待つのね？」

以下略

25: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 22:03:08.74 ID:3+P7VsSW0
　電話が穂乃果のお母様から。普段ならとっくに帰っている時間ですし、内容は予想できました。

「…はい」

『急にごめんなさいね、海未ちゃん。穂乃果見なかった？』

以下略

26: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 22:04:12.06 ID:3+P7VsSW0
　次の日、警察に届けられ、その話題は一躍、失踪事件として全国を駆け巡りました。

　オープンキャンパスは中止。私達は最後の希望を失ったのでした。

R-side story 1　終わり

27: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 22:07:30.34 ID:3+P7VsSW0
――第2章　変わる

「ここが、私達の家？」

「そうだよ」

以下略

28: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 22:10:33.96 ID:3+P7VsSW0
「何か、穂乃果と同じ学年なんて変な気分だね」

「あはは、同じクラスになればいいね」

　突然、凛が横を向きました。

以下略

29: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 22:14:07.95 ID:3+P7VsSW0
　クラス分けが終わり、自己紹介の時間になった。

「私はホノカ。よろしくねっ！」

　まずは私。

以下略

30: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 22:15:55.22 ID:3+P7VsSW0
「はあー、楽しかったね！　まさか、かよちん達と同じクラスだと思わなかったにゃー」

「何かできすぎてるような気もするけどなあ。しかも、みんなペアの人と同じみたいだし…まあ、いっか」

「みんな変わってる人達だったね」

以下略

31: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 22:20:13.36 ID:3+P7VsSW0
「穂乃果…」

「うん？」

「かよちん達、元気かな…？」

以下略

32: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 22:22:37.03 ID:3+P7VsSW0
「魔法学校って魔法を使えるようになるだけだと思ったけど、こんなこともやるんだね…」

　魔法学校では、実習の以外の教科も充実していた。とは言っても、小学生レベル。授業中に寝ていても評価は最高点取れるし、1年前では考えられないほど優越感がある。そういえば、ここでは小学校とか中学校とかいうシステムが無いんだった。

　歴史で『今のこの世界が作られたのは、ナナという神様が居たからだという。秩序を形作り、今も見守っているらしい』とか何とかは気になったけど、歴史というより宗教かな…？

以下略

33: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 22:30:37.69 ID:3+P7VsSW0
　この世界では情報というものを一斉に多くの人に伝える方法がない。大量印刷技術も通信装置も存在しないからだ。ほとんどは、あの空中に文字を書く魔法が使われた。

　最も発達した伝達手段は掲示板（とは言っても、ボードがある訳ではなく目印となるものがあるだけで、空中にいろんな言葉が書かれている）。新聞などの代わりである掲示板は誰でも書くことが、1周間で消える。

　そして、今日更新された内容は人々を驚かせるものであった。

以下略

34: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 22:34:48.99 ID:3+P7VsSW0
　さらに2年が経ち、ここでの暮らしにもかなり慣れてきて、魔法もどんどん覚えてきました。その反面、私達は元の世界のことを少しずつ忘れていっていたのも事実なのでした。

　学校から寮に帰る時間になり、私達は電灯なんてない暗い道を歩いていきます。凛とその道中、会話していた時、先から今までこの世界では聞いたことも無かった叫び声が聞こえてきたのです。

「何？」

以下略

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