過去ログ - 穂乃果「魔法のある世界で」 -SS速報VIP

過去ログ - 穂乃果「魔法のある世界で」

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47: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:18:50.63 ID:3+P7VsSW0
「メナ、シー、おめでとう！」

　今日は卒業を記念してパーティをすることになりました。

「ありがと！　ホノカ、リン！」

以下略

48: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:22:23.26 ID:3+P7VsSW0
「そういえば、どんな人だったんですか？　私のそっくりさん」

　話題はさらに昔の話になった。

「えーっとね…怒りっぽかったかなー、穂乃果！　ちゃんとしなさい！　って」

以下略

49: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:28:11.31 ID:3+P7VsSW0
　外はもう夜だった。長い時間話していたものだ。4人であの出会いの場所へ行く。

「メナとはここで初めて会ったんだよねー」

　凛が指差す先、大きな門。いつも通っているはずの門なのに今日は何か感じる。

以下略

50: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:33:12.29 ID:3+P7VsSW0
　私達は、シーエットに言われてあの時のようにベンチに座りました。

「シーは座らないの？」

「私は座りません…ほら、上見てください、星が綺麗ですよ？」

以下略

51: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:35:42.40 ID:3+P7VsSW0
「ここは…」

　やっと目が開けられるようになったが、周りには何も見えなかった。

「え？　みんな？」

以下略

52: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:37:35.87 ID:3+P7VsSW0
「穂乃果」

　前から聞こえてくる涙声に、ハッとした。

「凛…」

以下略

53: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:40:26.67 ID:3+P7VsSW0
「また、いなくなっちゃったね」

「うん」

　あの時の言葉、凛に伝えるべきなのだろうか。シーエットは私だけに伝えてきたようだから、その意志は尊重すべきなのだろうか。

以下略

54: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:42:25.79 ID:3+P7VsSW0
「これ…」

　凛は私の制服のポケットから何かを取り出し、こちら側へ持ってきた。

「手鏡かな？」

以下略

55: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:43:16.20 ID:3+P7VsSW0
　私達も卒業すれば、他の人みたいに消えてしまうのだろうか？

　シーエットが残した言葉の意味は？

　運命の分岐点はもうそこまで迫っていたのでした。

以下略

56: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:46:39.11 ID:3+P7VsSW0
――[R-side story 3]　悩む

「オープンキャンパス、中止になっちゃったね」

「ええ」

以下略

57: ◆b/HYt3CYIk[saga]
2015/08/13(木) 23:49:46.73 ID:3+P7VsSW0
　月曜日、理事長からお話がありました。穂乃果のこと、凛のこと、そして、オトノキが廃校することが決まったこと。

　学校内も重い雰囲気に包まれたまま、放課後になりました。

「練習、行ったほうがいいかな？」

以下略

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