38: ◆i2.pJBgDO.[saga]
2015/08/14(金) 16:55:40.99 ID:9XUzSbFIo
猫は背を向けたまま黙っていた。
ただ尻尾だけが時折ゆるりと揺れた。
「帰る」
「うん」
見送る後ろ姿は寂しそうでもあり、満足そうでもあった。
と。
「あんたはどう?」
猫がこちらを振り向いた。
「あんたはわたしを忘れない?」
「え?」
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