過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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103:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/30(日) 23:01:15.05 ID:G+niSgN10
「はい、おしまい」

耳を裂くような轟音とともに、大量の火器が放出される。

何度も死の淵へと追いやられた、最強の技。

「「「うわぁぁぁぁあぁっっ!!」」」

皆の激痛を訴える叫び声が、倉庫内に響き渡った。

倉庫内のあらゆる場所で爆発が起きる。

それは、その攻撃の強烈さをありありと物語っていた。

ゾルダから一番近くにいたのは、確か三浦だったが、大丈夫だっただろうか……。

そう思い、顔を上げると

「な、なぜ、我を……」

三浦につき放された材木座が倒れこんだ。

「あ、あいつ、材木座を楯にしたのか……」

ガイの体は、王蛇よりもいくらか大きい。どうやら彼女は材木座を利用して、被弾を免れたら

しい。

「近くにいた、お前が悪い」

「く、こんな、事が……」

「ちょうどいい、お前、消えろ」

「Final Vent」

「や、やめろぉぉっ!」

だが、俺の叫びは届かない。

彼女達の近くには、皆先ほどの攻撃で吹き飛ばされたこともあり、誰もいない。

つまり、この攻撃を止められるものは……。

「い、嫌だ……」

三浦が高く跳びあがる。

「ベノクラッシュ!」

毒液を体にまとって放たれたその攻撃を、無防備に受ける以外に、彼にできることはなかった。

「あっっ……はっ……ぐあぁぁぁっ!」

絶望に塗りつぶされたその叫びが響き渡り、彼の体が爆発四散した。

後には、砕けたベルトのバックルだけが残った。

「材木座ァァァっっ!」

場の空気が凍りつき、一瞬誰もが動きを止める。

その沈黙を破ったのは、三浦優美子だった。

「あんさー、あんた何おセンチな気分になってんの?これがライダーバトルなんだよ。だから、

おもしろい」




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