過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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116:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/30(日) 23:09:06.27 ID:G+niSgN10
「なにため口聞いてんだよ、アアン?」

茂みの中から、数匹のレイヨウモンスターと、コブラのモンスターが現れた。

「え……」

小学生達の動きが一瞬にして止まった。

「ちょっとちょーしのってない?別にあーしらあんたらの友達じゃないんだけど」

主人の怒りの声に反応してか、コブラもキシャァッと威嚇する。

「な、何これ……」

「騒ぐなよ、もし大声出したりしたらそっこーこいつらが[ピーーー]から」

「つか、さっきあーしらのこと馬鹿にしてたやついるよね?あれ誰?」

問うたところで、彼女達は何も答えない。

ただ顔を見合わせるだけだ。

「ねー、あーしのこと無視してんの?誰が言ったか聞いてんの!」

ベノスネーカーが毒液を吐く。

すると、地面がジュジュッという嫌な音を立てて蒸気を上げる。

「ごめんなさい……」

誰かがぼそりと謝罪の言葉を口にする。

「なに?聞こえないんだけど?舐めてんのか?あ?おい」

戸部の声に合わせて、レイヨウモンスターたちが一斉に咆哮する。

「葉山さん、こいつらやっちゃっていいすか?」

言いながら戸部は、シャドーボクシングを始める。

小学生達は最後の希望を込めて、葉山の方を見る。

だが、彼が放ったのは残酷な、ともすれば彼の本質を表すような一言だった。

「こうしよう。この中の半分だけは見逃してやる。あとの半分はここに残れ、誰を残すかは自

分たちで決めろ」

「うっわー、葉山さん超優しいっすねー」

「さっすが隼人、わかってるー」

静まり返った空気の中で、誰かが涙を交えて行った。

「すいませんでした」

「謝ってほしいんじゃない。選べと言ったんだ。……早くしろ、全員やられたいのか」

びくっと肩を震わせて、彼女達は再び沈黙する。

「ねー、聞こえてないの?それとも聞こえてて無視してんの?」

「早くしろよ、誰が残んだよ、お前か?お前か?あ、おい」

そんな中で、最初の犠牲者が決定した。

「鶴見、あんたのこんなよ」

「そうだよ」

言われて、留美は前に押し出される。

「あと二人だ」

「ここからが、あなたの狙いなのね」

「ああ、それにしても、モンスターを使うってのは予想してなかったが……」

「本当に壊しちゃって、いいのかな」

「いいさ。あんなくだらない関係なんて、あっても害にしかならない。留美にとっても、他の

子たちにとっても」

「壊せるの?」


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