過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/30(日) 23:12:13.72 ID:G+niSgN10
「わかった」
「じゃぁ、呼ぶよ?」
「Advent」
再びカメレオンのモンスターが現れる。
こいつを倒して、留美をライダーバトルの呪縛から解く!
「Final Vent」
「はぁあぁあぁぁっ!」
俺の全力の一撃はカメレオンの腹部を貫き、留美を縛っていた鎖とともに、勢いよく爆発した。
ミラーワールドを出た直後、留美は俺に語りかける。
「ねぇ、八幡」
「なんだ?」
「さっき八幡は、理想の人なんていないって言ったよね?」
「ん?ああ」
「いいこと教えてあげるから、ちょっとしゃがんで」
「ん?」
唐突に、留美の唇が俺のそれに触れた。
「な、お前……」
「私の理想は、八幡だよ?」
「なっ、おっ、お前、な……」
「ありがと、八幡。大好き」
俺がたちつくしていると、由比ヶ浜と雪ノ下が歩いてきた。
「終ったようね」
「おつかれ!」
どうやらさっきのは見られていないようだ。よかった……。
「じゃぁ、八幡。おやすみ。またね」
とたとたと走っていく彼女の背中からは、もう不安なものは感じられなかった。
また俺達は出会えると、何の根拠もなくそう思った。
そうして、一つの秘密を残して、合宿最後の夜は更けていった。
帰りの車内は静かなものだった。
皆疲れたのか、後部座席は全滅していた。
ただ俺一人だけは、隣に座る平塚に無防備な姿を見せないよう、
しっかりと目を開けていた。
「今回はずいぶん危険な橋を渡ったな」
「そのくらいの処理はお願いしますよ。教師なんですから」
「ははっ、随分と嫌われたもんだなぁ」
「もとは好かれてるとでも思ってたのかよ」
「ふふ、そういういい方はポイント低いぞ?」
「うちの妹の口癖を使わないでもらえますか?気分が悪い」
「まったく、今は一人の教師なのだがなぁ」
それ以降俺は口をつぐみ、彼女と会話をすることはなかった。
それから数時間車に揺られ、学校に到着した。
「みんな、ご苦労だったな。家に帰るまでが合宿だから、気を抜くことがないように」
こいつこれが言いたかっただけだろ。
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