過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/30(日) 23:13:44.05 ID:G+niSgN10
由比ヶ浜がぺこりとお辞儀をする。
「えーっと、あなたは?」
「ゆきのんの友達の、由比ヶ浜結衣です!」
「ふーん、友達、ねぇ……」
一瞬値踏みするような表情を浮かべ、すぐにまた笑顔に戻る。
「仲良くしてあげてね!」
「久しぶりだな、陽乃」
「あっ、静ちゃーん!どう、いい人は見つかった?」
「静ちゃんはやめろと何度も言ってるだろ……その質問は受け付けん」
「知り合いですか?」
「昔の教え子だよ」
「じゃぁ雪乃ちゃん、そろそろ行こっか。お母さん待ってるよ」
「ええ」
最後にこちらを振り向いて、ひどく悲しそうな表情で彼女は言う。
「ごめんなさいね小町さん、またの機会ということで」
「あっ、いえ、おうちのことなら……」
「じゃぁね比企谷君!ばいばーい!」
雪ノ下雪乃を乗せたその車が、まるで地獄に向かう霊柩車のように見えたのは、きっとおれの
錯覚ではないだろう。
ピンポーンと、突如インターホンが鳴った。
この家に誰かが訪ねてくるなんて珍しい。アマゾンかなんかだろうか。
玄関に行き、戸をあけると、そこには意外な人物がいた。
「や、やっはろー」
夏らしい服に身を包み、キャリーバッグを両手で持って、由比ヶ浜結衣は所在なげに立ってい
た。
「おう、何か用か」
彼女が俺の家を訪れるのはこれで二回目のはずだ。一度目は、あの交通事故の後お礼に来た時。
「あ、あのさ、小町ちゃん、いる?」
「小町ー、由比ヶ浜が来たぞー」
「結衣さん、いらっしゃい!ささ、どうぞ上がってください」
「じゃ、じゃぁ、お邪魔します……」
由比ヶ浜は少しためらってから玄関に上がった。
「うわー、本がいっぱいるねー」
「そりゃぁお前に比べればな」
「む、なんか失礼な言い方!」
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