過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
2015/08/13(木) 23:19:37.20 ID:nI+I1Fa10
すると、クモが巨大な脚で俺に攻撃を仕掛けてきた。
「ガァッ!」
痛い。めちゃくちゃ痛い。たとえ夢だとしても痛いのは嫌だ。俺は逃げようと思い、動こ
うとしたがその前に蜘蛛が糸を吐き出し、再び俺の体を拘束した。
身動きが取れない俺に、蜘蛛は容赦なく攻撃を仕掛けてくる。
「ガキィン!」
その足が、俺の体を抉ろうとしたまさにその時。
何者かがその攻撃を止めた。
「驚いたわ。まだ契約していないライダーがいるなんて。」
どこか蝙蝠を連想させるような体の色をした、俺と同様金属で身を覆われたそいつは、俺
にそう語りかけた。
「け、契約……?」
「どうやら何も知らずにきてしまっているようね。後ろで隠れてなさい。」
「Swword Vent」
そいつは俺が手にしたのと同じようなバックル(ただ、そいつのそれには中央に蝙蝠型の
マークがあった。)からカードを取り出し、持っていた短剣にスキャンさせると、空から細
長い槍が降ってきた。
その槍で蜘蛛に攻撃を繰り出す。
なるほど、あれで武器を出すのか。
「Swword Vent」
俺もバックルからカードを取り出し、(いつの間にかカードが一枚増えていた。)左手の機
械にスキャンする。
同じように、空から剣が降ってくる。
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