過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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137:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/30(日) 23:22:22.66 ID:G+niSgN10
「おいおい、言いがかりはよしてくれよ?これは一教師として君を信用しているからこそだよ」

「あんたなんかに信用されてもこれっぽちもうれしかねぇンだよ」

「そういうな、ほら、座りたまえ。これは決定事項だ」

彼女は汚い笑みを浮かべているが、引くつもりはないらしい。

放課後の教室は紛糾していた。

文化祭の係を決めるのだ。

男子の委員がなかなか決まらず、結局あの極悪ライダー教師のせいで俺に決まった。

というわけで、女子の委員も決めねばならない。

「えー、じゃぁ女子の委員やりたい人、挙手してください」

言われたところで誰も反応しない。視界の男子は諦めたような溜息をつく。

「このままだと、じゃんけんに……」

「はぁ?」

言いかけた彼の言葉を、三浦優美子が無理矢理遮る。

何こいつ、モンスター出してないのに迫力ありすぎだろ。何ならモンスターより怖いまである。

「……それって大変なの?」

ひるんだ視界に、由比ヶ浜が優しく尋ねる。

「普通にやればそんなに大変じゃないけど……、女子は結果的に大変になっちゃうかもしれな

い」

何こいつ、失礼すぎじゃない?

「ふーん……」

「正直、由比ヶ浜さんがやってくれると助かるな。人望あるし、クラスをちゃんとまとめてく

れると思うし、適任だと思うんだけど」

「いや、あたしは別に……」

「えー、結衣ちゃんやるんだー」

耳につく声でそう言ったのは相模南だ。

「そういうのいいよねー、仲いい同士でイベントとか面白そー」

「はぁ?」

先ほど司会に向けられたのと同じ迫力満点の声が再び。

「結衣はあーしと呼びこみやるから無理っしょ」

堂々と、それが確定事項であるかのように三浦は言い放つ。

その言葉に、相模は笑いながら迎合する。

「そーだよね、呼び込みも大事だよねー」

「え!?あたしが呼び込みやるの決まってるんだ!?」

「え?一緒にやんないの……?あーしの早とちり?」

この世界での三浦は俺と雪ノ下に対する敵意は変わらないものの、由比ヶ浜に対しては友人と

して接している。

正直何とも言えないのだが、ライダーバトルを最終的に止めたい俺としては、止めることもで

きない。

「あ、ううん。一緒にやろっか」

その後また空間に沈黙が流れる。

「つまり、こういうことでいいのかな」

それまで黙っていた葉山がたちあがる。



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