過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/13(日) 22:55:23.36 ID:7YfIX9WR0
「Advent」
突如物陰から現れたサイのモンスターが背後から平塚に思い切り突進した。
直後、右手に剣を携えた三浦が飛び降りてくる。
「おっらぁ!行くよぉっ!」
「三浦、お前もぉぉっ!」
龍のあぎとの部分で突き攻撃を放つ。
「Steal Vent」
三浦がそのカードをスキャンすると、俺の手元から龍頭の武器がなくなり、かわりにそれは三
浦の左手に装備されていた。
「はぁっ!」
俺はとっさのことに対応できず、自らの武器による攻撃を思い切り受けてしまった。
攻撃を受けて転がりながら立ち上がる際に周囲を確認すると、雪ノ下と新たなライダー、それ
から城廻とモンスターとの距離がずいぶんと近くなっていた。
俺の体を緊張が走る。
と、それは唐突に起きた。
俺達のほぼ中心に位置する場所から、まばゆい場からの金色の光が放たれた。
俺が思わず閉じてしまった目を開けると、そこには全身金色の、神々しく荘厳ないで立ちの一
人のライダーがいた。
「わたしは、14人目のライダー、仮面ライダーオーディン」
「なに、あんた?調子に乗ってんの?[
ピーーー
]っ!」
三浦が剣を携えて勢いよく襲いかかる。
「無駄よ」
三浦の攻撃が到達しようとしたまさにその瞬間、オーディンの体がその場から消え、かわりに
金色の羽がその場に舞った。
直後、三浦の背後にオーディンが現れ、その背に蹴りを放つ。
それほど勢いがあったようには見えないが、彼女の体はとてつもない勢いで飛ばされていった。
「ハァッ!」
雪ノ下も手に槍を持って突き攻撃を放つ。
オーディンはそれを、素手でたやすく受け止める。そしてその状態のまま言葉を紡いだ。
「最後に生き残ったライダーは私と戦う。今はまだその時ではない。このまま、戦い続けろ」
そう言い残すと、来た時と同じように金色の光を放ってオーディンは消えていった。
「なんだったんだ……」
俺がつぶやくと同時、その場にいる全員の体から砂粒のようなものが流れ出す。
「ここまでか」
平塚をはじめとして、俺達はもとの世界へと向かう。
それにしてもまた厄介事が増えた。
雪ノ下を襲った新たなライダー、城廻めぐりが変身した俺達とはまた少し違ったタイプのライ
ダー。そして、14人目を名乗る仮面ライダーオーディン。
「はぁ……」
俺がため息をつくと、雪ノ下は何事もなかったかのように部屋を後にしようとしていた。
器量が違うのかね……。
俺もそんな彼女を追うようにして部屋を出た。
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