過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/13(日) 23:00:43.62 ID:7YfIX9WR0
「比企谷君!」
雪ノ下のその叫びに、俺は正常な意識を取り戻した。
「……仕事、ちゃんとやれ」
俺が睨むと、先輩は黙って首を縦に振り、逃げるようにして走り去って行った。
「比企谷君……」
「すまない、雪ノ下。どうか、してた……」
「なにあれ?」
「自分が仕事したくないだけなんじゃない?」
周囲でささやかされたとその声に、思わず俺は答えた。
「俺が楽できないのはこの際仕方ない。でも、俺以外の誰かが楽してるのだけは許せない!」
俺は脅しの意味も込めて少し大きな声で言った。
「その結果が、これ?モンスターで脅して、無理矢理意見を通して……。君、最低だね?」
ツカツカと歩み寄ってきた城廻が蔑むような目でそう言った。
「……最低、か。よくもまぁそんなこと言えるよな、あんた」
「どういう、ことかな?」
「この委員会での指揮系統に置いて、あんた、生徒会長は委員長に次ぐ権限を持っている。そ
れでいて、委員長の命令を絶対に守るべき立場でもない。つまり、あんたは委員長と同レベル
の権限を持ち、責任があるってことだ。この状況を作り出した原因は、あんたにあると言える。
そしてその尻ぬぐいを、俺達下っ端がしてる。そんな俺に向かって最低とは、よく言えたもん
だ。俺なら恥ずかしくてとてもできないね。……命令や偉そうなこと言う前に、まともに仕事
したらどうだ?」
「……その通りかもしれない。だけど、それでも……、あなたのやったことは許せない!変身!」
「[
ピーーー
]気はない、だけど、責任の重みくらいは、感じてもらうっ!変身っ!」
「こんなこと、絶対間違ってる。だから、ミラーワールドなんて閉じる!」
「その考えには賛成だがな……、今はあんたを思いっきりぶん殴ってやりたい気分だ」
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