過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
1- 20
161:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/13(日) 23:00:43.62 ID:7YfIX9WR0
「比企谷君!」

雪ノ下のその叫びに、俺は正常な意識を取り戻した。

「……仕事、ちゃんとやれ」

俺が睨むと、先輩は黙って首を縦に振り、逃げるようにして走り去って行った。

「比企谷君……」

「すまない、雪ノ下。どうか、してた……」

「なにあれ?」

「自分が仕事したくないだけなんじゃない?」

周囲でささやかされたとその声に、思わず俺は答えた。

「俺が楽できないのはこの際仕方ない。でも、俺以外の誰かが楽してるのだけは許せない!」

俺は脅しの意味も込めて少し大きな声で言った。

「その結果が、これ?モンスターで脅して、無理矢理意見を通して……。君、最低だね?」

ツカツカと歩み寄ってきた城廻が蔑むような目でそう言った。

「……最低、か。よくもまぁそんなこと言えるよな、あんた」

「どういう、ことかな?」

「この委員会での指揮系統に置いて、あんた、生徒会長は委員長に次ぐ権限を持っている。そ

れでいて、委員長の命令を絶対に守るべき立場でもない。つまり、あんたは委員長と同レベル

の権限を持ち、責任があるってことだ。この状況を作り出した原因は、あんたにあると言える。

そしてその尻ぬぐいを、俺達下っ端がしてる。そんな俺に向かって最低とは、よく言えたもん

だ。俺なら恥ずかしくてとてもできないね。……命令や偉そうなこと言う前に、まともに仕事

したらどうだ?」

「……その通りかもしれない。だけど、それでも……、あなたのやったことは許せない!変身!」

「[ピーーー]気はない、だけど、責任の重みくらいは、感じてもらうっ!変身っ!」

「こんなこと、絶対間違ってる。だから、ミラーワールドなんて閉じる!」

「その考えには賛成だがな……、今はあんたを思いっきりぶん殴ってやりたい気分だ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
635Res/1285.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice