過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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173:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/13(日) 23:08:11.94 ID:7YfIX9WR0
「相模さんの提案、ちゃんとだめっていうべきだった……」

近くにいた城廻がため息をついた。

そして視界に俺の姿を認めると、こちらに近づいてきた。

……何だ?

「比企谷君」

「なんだよ」

「この間は、ごめんなさい。あなたを、最低なんて言って……。間違ってたのは、私だったね

……」

「わかればいい。ただ、手遅れ感はあるけどな……」

「ちゃんと来てくれてる人もいるから、頑張らないと……。比企谷君にも期待してるよ?」

「そいつはどうも」

「……2F担当者。企画申請書類がまだ出ていないのだけれど」

と、雪ノ下の声に我に返る。

その担当は相模だったはずだが、まぁ彼女が仕事などするはずもない。

「……悪い、俺書くわ」

「そう、本日中に提出」

記入事項をサーっと呼んでいく。

……なるほど、わからん。

書類に記入するため、俺は教室へと向かった。

文化祭前の教室と言うのはバタバタしている。

「もう男子、ちゃんとやってよ!」

葉山グループに所属する大岡(童貞風見鶏)をはじめとする数人の男子が相模に怒られていた。

あいつ、こっちに来てたのか。

まぁ、居てもいなくても同じだが。能力差というのは、どこまでも残酷だ。

と、本来の目的を思い出し、由比ヶ浜の姿を探す。

ガハマ、ガハマ……っと。

あ、いた。

「由比ヶ浜」

「あれ?ヒッキ―、仕事終わったの?」

「仕事に終わりは無いんだよ」

「何言ってんの?」

「……まだ仕事だ。すまんが、ちょっとこれ教えてくれ」

由比ヶ浜に書類を見せる。

「それって急ぎ?ていうか、隼人君達もいるの?」

「ああ」

「ならそっちでやろうよ。ここ騒がしいし」

会議室に戻り、由比ヶ浜に企画のレクチャーを受ける。

まさかこいつにものを教わる日が来るとは……。

言われたとおりにやっているつもりなのだが、由比ヶ浜はイラストなどにうるさかった。

美術2の俺にそんなに求めるなよ……。

「だから違うって!装飾はもっとバーンと!」

「わかんねぇ……」



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