過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/13(日) 23:18:13.27 ID:7YfIX9WR0
一方俺はボロカスに陰口をたたかれ、シカトにハブにされていた。
が、これはいじめではない。我が校にいじめは存在しない。
仕事を振ってくる際も声をかけずにそっと置いていく。
非難はするが仕事はさせる。
大したもんである。
「やぁやぁ、しっかり働いてるかね?」
雪ノ下陽乃が俺のもとにやってきた。
「見たらわかんだろうが。どっかいけ」
「あー、なるほど……しっかりはやってないみたいだね」
「なんでだよ、超やってんだろうが……」
「だってこの議事録には比企谷君の功績が入ってないじゃない」
「はぁ……。俺は特に何かやったつもりはねぇよ。それにそういうのは、言葉にすればするほ
ど泡より軽くなる」
「ふふ、やっぱり面白いなぁ君は。さてここでクイズです!集団を最も団結させる存在はなん
でしょう!」
「さぁな、あんたと問いかけなんかしたかねぇよ」
「ふ〜ん、わからないんだ〜?」
「もうそれでいいわ。俺はあんたの妹と違ってそんな挑発には乗らない」
と、その瞬間。
俺の目の前に大量の書類が積まれた。
「私が、何かしら、比企谷君?」
こっわぁぁぁぁっ!雪ノ下さんマジパねぇ!
「いや、多すぎだろ」
「私はあなたの能力を評価しているのよ」
そんな笑顔で言うんじゃねえよ。思わずひきうけちまいそうになるだろうが。
「絶対に嘘だ……」
「本当よ、とにかく、それを今日中に」
「ああ、世界の悪意が見えるようだ……」
雪ノ下のもとで働いていると、ブラック企業の労働環境がぬるま湯にさえ思えてくる。
「しょうがないな〜、私も手伝ってあげましょー!」
「姉さん(あんた)は邪魔だから帰って(帰れ)」
「ひっど―い!でも二人とも息ぴったりだね!お似合いですな〜、ま、勝手にやっちゃうんだ
けどね」
そう言って俺の書類を半分かっさらう。
おお、こいつ初めて役に立った!
「……はぁ、やるなら予算の見直しがあるから、そっちにして」
そう言って、別の書類を陽乃に渡す。
当然のごとく俺のもとに仕事が帰ってくる。
「あ、比企谷君」
満面の笑みで彼女は、
「これ、おまけ」
更なる書類をご丁寧に渡してくれた。
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