過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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187:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/13(日) 23:19:17.81 ID:7YfIX9WR0
悔しそうに唇をかみしめて、火野先生は一歩後ろに下がる。

そんな彼に変わるようにして、雪ノ下が一歩前に出る。

「あなたがどんな力を持っていようと、私がやることに変わりは無いわ。あなたを倒す、それ

だけよ」

「ふ〜ん、あの弱そうなコウモリで?」

「甘く見ないことね、私にはまだ、由比ヶ浜さんからもらった」

「サバイブ疾風、だね?フフッ、どの道一緒だよ〜。サバイブのカードは、オーディンの力を

一部使えるようにするだけの物なんだから。オリジナルに勝てるわけないでしょ?って、喋り

過ぎちゃったかな?はぁ〜、可愛い妹にはつい甘くなっちゃうんだよね〜」

サバイブが、オーディンのもの……。確かにそれは頷けることではあった。

サバイブの力は確かに圧倒的なものだが、それをもってしてもあのオーディンにはかなう気が

しなかった。

だからといって降参する気もさらさらないが。

「だったらそれが本当かどうか、試してみる?」

「もぉ〜、雪乃ちゃんったらせっかちなんだから。しょ〜が無いな〜、他ならぬあなたのいう

ことだし、その勝負、受けてあげるよ。特別なんだからね?最後に残ったライダーと戦う予定

だったのになぁ〜」

「御託はいいわ」

「待て、俺も一緒に戦う」

俺も雪ノ下の元に駆け寄る。

「比企谷く〜ん。うーん、残念だけど今は遠慮かな〜。かわりは、彼がしてくれるから」

陽乃が指差した鏡の中には、仮面ライダーリュウガがいた。

「比企谷君、この人とは、私一人で戦うわ」

「雪ノ下……」

俺は彼女のこの表情を知っている。何を言っても聞き入れない時の顔だ。

「負けんなよ」

「あなたもね」

「うんうん、友情っていいな〜」

「お前が俺達を語るな」

「「「変身!」」」

ミラーワールドについた俺は驚いた。

ほぼ同じ地点で変身したにもかかわらず、雪ノ下と陽乃の姿が見えないのだ。

……オーディンの仕業か。

「待っていたぞ、龍騎。いや、俺よ」

「……誰だよ、お前」

「俺はお前自身、鏡の中の、比企谷八幡だ」

「……」

「貴様が受けた、抱いた負の感情を全て抱いた存在だ」

「よくわかんねぇけど、自分そっくりの奴がいるってのは気持ち悪いんだよ。それに、そいつ

があんな奴のもとについってんのは、もっと気にいらねぇ」

「別に俺はあいつの部下というわけではないがな。まぁ今はどうでもいい。貴様を倒し、そ

の体、俺がいただく」



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