過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/29(火) 12:48:33.77 ID:AuVSUEXb0
前途多難な幕開けだ……。
「さっきから仕事してるふりしてるみたいだけど、やること無いの?」
文化祭本日程が始まり、教室内をうろうろしていると、海老名さんに声をかけられた。
「やること無いなら受付お願いしていい?それともユー出ちゃう?」
出ない出ない。首のふりだけで意思を伝える。
「なら受付よろしくね。公園時間の案内、聞かれたら答えるだけでいいから」
「わかった」
時間帯は把握していなかったが、教室前にポスターが貼ってあるからそれを見れば大丈夫だろ
う。
ていうか書いてるのにわざわざ俺に尋ねる奴もいないだろう。
うわ!座ってるだけでいいとかどんな仕事だよ。この経験を生かして将来はそんな職業につこ
うと思います!
公演をしていない時は教室の扉を閉める。
どうやら受付には留守番的な役割もあるようだ。
クラスメイト達が休憩をしてたり、他のクラスの出し物を身に言っている間も俺はパイプいす
に座っていた。
明日は文実で一日中狩りだされるので、クラスの方に参加できるのは今日だけだ。
事前の準備もしていない、二日目も働けないのだから、このくらいは仕方ないだろう。
まぁ、どっちともあのアラサ―が俺に押し付けたから悪いんだけどね!
ただ、これでクラスの出し物に参加したという名目が立つのだから、こういう役回りにはむし
ろ感謝すべきだ。
「おつかれー」
由比ヶ浜が机にどさっとビニール袋を置いた。
机に立てかけていたパイプいすを広げて俺の横に座った。
「どうだった?」
「よかったんじゃねぇの。特に戸塚とか戸塚とか戸塚とか」
「何でさいちゃんしか見てないし……」
演劇としてのできはともかくとして、観客の盛り上がりは良かった。
面白さを追求したエンターテインメントとしては十分に成功と言っていいだろう。
葉山をはじめとしたリア充グループを主要キャストに据えることで、多くの客を集めることが
できた。
「みんなずっと頑張ってたからね」
「ま、そうだな。頑張ったんじゃねぇの。俺いなかったからよくわかんねぇけど」
「ヒッキーは文実だったから仕方ないよ。あ、何でクラスの円陣に入らなかったの?」
「例え文実といってもやってないのに参加すんのはおかしいだろ」
「やっぱりヒッキーはヒッキーだなぁ」
ため息交じりに彼女は笑う。
「そうだ、もうお昼ごはん食べた?」
「いや、まだだけど」
「なら、これ一緒に食べようよ!」
机に置いていたビニール袋を持ち上げて由比ヶ浜はいう。
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