過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
1- 20
20:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN
2015/08/13(木) 23:32:43.99 ID:nI+I1Fa10
「最後に生き残ったライダーは、なんでも願いをかなえることができるのよ」

「は、はぁ?なんでも願いがかなうって、お前それ本気で言ってんのか?」

「そうね、確かに普通ならあり得ないし、信じる方がおかしいんでしょう。でも、それで

も、それにすがるしかない。そんな者がライダーになるの。どうしてもかなえたい願いが

ある者だけが」

そうつぶやく雪ノ下の表情は真剣そのもので、とても茶化すことなどできなかった。「まぁ、

そんなこと私の知ったことじゃないわ。というわけで、ライダー同士が戦う理由はわかっ

たかしら?それじゃぁ、戦いましょう」

「ま、待てって!それで、負けたライダーはどうなるんだ?」

「死ぬのよ」

いとも簡単に、彼女はそういってのけた。

「戦いに負けたら死ぬ。戦うことから逃げて、モンスターにえさを与えられなくなったら、

契約モンスターに食い殺される」

「えさ?」

「倒したモンスターやライダーのエネルギーが、契約モンスターの力になる。エネルギー

を与えれば与えるほど、モンスターの力は強くなり、それに比例してライダーも強くなる。

さぁ、もういいかしら?」

「だから待てって!俺は戦う気なんてない!」

「あなたになくても私にはあるのよ。それに昨日言ってたじゃない?勝負に勝ったら私に

は死んでもらうって。そんなことを言っていいのは、死ぬ覚悟のある人間だけよ」

「あれは……それとこれとは話が……ウオッ!」

鏡の世界から、蝙蝠のモンスターが飛来し、俺を襲った。幸い回避できたが、一瞬でも遅

れたら危なかった。

「なんのつもりだ?」

「わかっているでしょう?戦わないというなら、私はこうしてあなたを襲わせるわよ?」

「言ってもわかんねぇ奴だな。なら、一発ぶん殴って無理矢理にでも言うことを聞かせて

やる」

「その言葉を待っていたわ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
635Res/1285.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice