過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/29(火) 13:06:42.59 ID:AuVSUEXb0
「聞いちゃう?それ聞いちゃう?まじ?困ったなー」
その反応は聞いてほしくて仕方なかった奴の反応だ。
「……って言うか、決めるでしょ」
したり顔で戸部はいい、カードデッキを取りだした。
「最初はこの力で、すんげぇ美人と付き合おうと思ってたけどさー、やっぱこういうのは、自
分の力で手に入れてこそでしょ」
戸部、お前、そんなことの為に……。
「八幡!」
突如、天使に声をかけられた。
クラス内では、いつもにも増して比企谷シカトオーラが出ているが、天使である戸塚にはそん
なもの関係ない。
むしろ戸塚に冷たくされたら死ぬまである。
「今度のロングホームルームで修学旅行の班決めするんだって」
「へぇ……まぁみんな大体決まってるだろ」
「そうかな……僕まだ決まってないんだ」
威牙がいまだに決まっていないことを恥じるかのように戸塚は言う。
「……なら、一緒に組むか?」
「うん!」
花のような眩しい笑顔が広がった。
「なら、後二人だね」
「ま、余った奴らと組めばいいんじゃないか」
「そっか、あっ、もうすぐ時間だ。また後で!」
思いもよらず戸塚と同じ班になることができた。
こいつは少し楽しみになってきたな……。
「そう言えば、修学旅行どこ行くか決めた―?」
奉仕部部室で由比ヶ浜が唐突に訪ねた。
その言葉に雪ノ下が眉をひそめる。
クラスの話題も最近そればかりだ。
「これから決めるところよ」
「俺は班の奴らしだいだからな―」
こういう行事で意見を求められたことがない。
周囲が決めた内容に黙ってついていくだけ。
楽なことには違いないが、楽しいのとは違う。
それは、ここにいる彼女も同じではないのだろうか。
「そういや雪ノ下。お前こういう時どうしてんだ?」
「……どうとは?」
「お前、クラスに友達いないだろ?」
「ええ」
こんな質問をする方もそれに即答する方もどうなのだろうと思わないでもないが、まぁ俺達は
そんなことを気にするような人間じゃない。
「だから?」
「いや、グループどうしてんのかと思ってよ」
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