過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/29(火) 13:08:42.98 ID:AuVSUEXb0
俺や由比ヶ浜と戦う気はないだろうが、それ以外のライダーに向ける闘志は一切鈍っていない。
雪ノ下は力があり、倒そうという意思もあるが、いまだにライダーを自らの手で葬ったことは
ない。
俺はこの少女に、人を殺めてほしくない。
「受けるかどうかは、それから決めればいいだろ」
雪ノ下は俺の言葉を受け入れてくれたようだ。
黙って再びいすに座った。
その様子を見た由比ヶ浜も彼女にならう。
「あの、実は俺……海老名さんのこと、いいなーって思ってて……それで、修学旅行で決めた
いなーって……」
うつむきながら戸部は言った。
以外に純情なとこあんのな……。
ほう、夏休みに言ってたことは本気だったのか。
そういったことに興味がある由比ヶ浜と、前情報があった俺は理解できたが、雪ノ下は怪訝な
顔をして首をひねっている。
そんな彼女に由比ヶ浜が耳打ちをする。
俺の方でも要点をまとめてやるとしよう。
「つまりあれか。海老名姫菜に告白して恋人になりたいと、そういうことだな」
「そうそう、そんな感じ。流石に振られるとかは避けたいわけ。ヒキタニくん話早くて助かる
わ―」
何という手のひら返し……。わかってはいたことだが……。
「振られたくない、か……」
中学時代の自分と、自らの手で殺めた少女の顔が頭をよぎる。
そして、この話題に由比ヶ浜が興味深々といった様子で立ち上がった。
「いいじゃん、いいじゃんすげぇじゃん!うん、いいよ!そういうの、すっごくいいよ!」
「由比ヶ浜さんの口調が一瞬変わった……?」
「雪ノ下、そこはつっこまないでやってくれ」
そしてそのまましばらくして彼女は再び口を開いた。
「付き合うって、具体的にどういうことすればいいのかしら」
そこからか……。と思ったが俺も似たようなものだ。
しかし、こういうことに協力するというのはどうなのだろう。
小学校のころからこういう話題はたびたび上るが、人に協力してもらってうまくいったという
前例を聞いたことがない。
「やっぱりそう簡単にはいかないか……」
葉山が苦笑交じりで言う。
「そりゃそうだろ」
「……わたしたちでは、役に立てそうにないわね」
「だな」
はい、これで話は終わり。無理なもんは無理だ。
これはもう努力でどうにかなることじゃない。
「そうか……。そうだな」
葉山も納得したようにうなずいた。
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