過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
2015/08/15(土) 21:46:37.53 ID:SnglK6U90
戦いを終えた俺は、昨日と同様チャイムと同時に解散した。
そしてその翌日である。
俺はしぶしぶ部室へと向かった。しかし、昨日ほど足取りは重くない。何故だろうな。俺
にはさっぱり分からない。そういうことにして置いてくれ。
「よう」
「こんにちは」
にこりともせずに雪ノ下は挨拶をする。
「今日は戦おう、なんて言わないのか?」
「戦いたいの?私は別にいいけど?」
「勘弁してくれ。まだ体が痛むんだよ」
「ま、今日は勘弁してあげるわ」
「そりゃどうも」
コンコン、と、ドアをノックする音が響く。平塚先生ではないだろう。あの人はノックな
んかしないし。
「どうぞ」
「失礼しまーす」
緊張しているのか、少し上ずった声だった。
戸が開かれ、ちょっとだけ隙間が開いた。身を滑り込ませるように彼女は入ってきた。誰
かに見られるのを嫌うようなそぶりだ。
肩までの茶髪に緩くウェーブを当てて、歩くたびにそれが揺れる。ちなみに胸も大きい。
雪ノ下とは比べ物にならない。俺と目が合うと、驚いたような声を上げる。
「なんでヒッキーがここにいるのよ!」
「いや、俺ここの部員だし」
ていうかヒッキーって俺のこと?
つーかこいつ誰だよ?正直言って全く覚えがない。
チャラそうな見た目。俺なんかとは全く接点がなさそうな奴だ。まぁほとんどの奴とは接
点がないんだけどね!
「2年F組、由比ヶ浜結衣さんね」
「あ、私のこと知ってるんだ」
由比ヶ浜の顔がぱっと明るく輝く。
雪ノ下に名前を知られているというのは一種のステータスのようだ。
「お前良く知ってるな。何でも知ってるんじゃねえの?」
「なんでもは知らないわ。知ってることだけ」
お前はどこの委員長だよ?何?猫になっちゃうの?
「それに、あなたのことなんて知らなかったし」
「そうかよ……」
「別に落ち込まなくていいのよ。あなたの矮小さに目をそむけた私の心の弱さがいけない
の」
「なぁ、それって慰めてるつもり?」
「ただの皮肉よ」
「なんか……楽しそうな部活だね!」
由比ヶ浜がキラキラした目でこちらを見つめている。
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