過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/15(土) 22:00:31.26 ID:SnglK6U90
「遅い」
開口一番、雪ノ下が放った言葉がそれだった。
俺の手からいちごミルクをひったくる。この野郎……。
「おい、二百円」
「は?」
「お前自然に踏み倒す気かよ」
「これは百円だったと思うけれど」
「やられたらやり返す!倍返し!だろ?」
「はぁ……。みみっちい男ね」
そう言って雪ノ下は俺に百円玉を渡す。どうやらパシった分の料金はくれないらしい。ま
ぁ冗談だったからいいんだけど。
俺の手に残ったのはマックスコーヒーとスポーツドリンク。
それが誰の為のものなのか由比ヶ浜も気づいたらしい。
俺は黙ってカフェオレを由比ヶ浜に渡す。
「はい」
由比ヶ浜は俺に百円を差し出す。
「ああ、別にいいよ」
「そ、そういうわけにはっ!」
雪ノ下はともかく、由比ヶ浜の文は俺が勝手に買ってきたものだ。その分の金をもらうわ
けにはいかない。
かたくなに金を渡そうとする由比ヶ浜だったが、俺が雪ノ下の方に歩いて行くのを見てあ
きらめたらしい。
「……ありがとう」
小さな声で笑うと、由比ヶ浜は微笑んだ。俺史最高の感謝の言葉だった。
満足して、俺は雪ノ下に話しかける。
「話は終わったのか?」
「ええ、あなたがいないおかげでスムーズに話が進んだわ。ありがとう」
俺史最低の感謝の言葉だった。
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