過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/09/29(火) 13:47:07.82 ID:AuVSUEXb0
彼女は戦況の不利を認めると、そそくさとミラーワールドから離脱していった。
もう一人の当事者の一色いろはには落ち度はないが、この問題の為に動くことに、俺は少なか
らぬ疑問を覚えた。
翌日の放課後、俺は生徒会室を尋ねた。
無論、城廻めぐりに昨日の件を詰問するためだ。
幸い、室内にいたのは彼女一人だった。
「比企谷君?ノックくらいしてほしいなぁ」
特有のとろとろとした口調で彼女はそう言った。
「……そんな関係じゃないだろ、俺達は」
「……?どういうことかな。まさか、告白じゃないよね」
「はっ。ある意味それ以上に濃い関係と言えないこともないけどな」
俺はカードデッキを取り出す。
「……何のつもり?」
「何のつもり、だと?昨日はいきなり襲いかかってきたくせによくもまぁぬけぬけとそんなこ
とが言えるなぁ」
「何言ってるの?私昨日は一日中家にいたよ?」
「やめようぜ、そんな茶番は」
「本当のことだよ!」
「お前の変身するライダー、オルタナティブが俺に奇襲を仕掛けてきた。契約モンスターもサ
イコローダー、お前の物だったよ」
「そんな、でもわたし、本当に……」
「不意打ちでも負けたから、立場を変えたのか?……そんなのはさすがに、通らないだろうが。
俺達はお前の起こした問題の為に動いてたんだぞ。少なくとも、この件が片付くまでは手出し
しないのが最低限の礼儀だと思ったがな」
「比企谷君、あなたは何か勘違いを……」
「これ以上は、無駄なようだな。行くぞ……変身!」
こいつをここで見過ごしたら、後々必ず後悔する。問題が俺だけで終わるのならばまだいいが、
ことは雪ノ下や、変身できない由比ヶ浜にも及ぶかもしれない。
「何で、こんな……」
「変身しろ!城廻!」
鏡の中からドラグレッダーが現れ、威嚇の咆哮を上げる。
「やるしか、ないの……?少しだけ、わかりあえたと思ったのに……」
彼女の瞳から一筋の涙がこぼれおちる。
「……あまり俺をなめるなよ。そんな物でだまされるのは、中学時代の俺までだ」
もっとも、もう一人の俺もどんなことも意に介さなさそうではあるが。
「変身……」
「「Sword Vent」」
「あなたが何を勘違いしてるのかは分からないけど、わたしだって、こんな所で死ぬわけには
いかないのっ!」
「いい加減見苦しいぞ!城廻っ!」
二つの剣がぶつかり合う。
心なしか、昨日戦った時よりも強くなっている……?
「やぁぁぁああぁっっ!」
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