過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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286:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/29(火) 13:49:05.38 ID:AuVSUEXb0
「ゆきのん……」

「おいおい、俺は校内一の嫌われ者だぞ?」

「全役員の指名権は会長にあるわ。当選してしまえばこちらの物よ」

「お前……言うようになったな」

「そうね、少し変わったかもしれないわ。そうね……由比ヶ浜さんが副会長で、比企谷君は庶

務」

「なぜ俺が庶務……」

「もちろん、無理にとは言わないわ。少しだけ、考えてみてくれないかしら」

「ゆきのん!あたし、やるよ!」

そう言って由比ヶ浜はいつものように抱きつく。

「はぁ……雪ノ下」

「なにかしら」

「これは、本当にお前のやりたいことなんだよな?」

「ええ、そうよ」

「そっか……なら、仕方ねぇな。俺もやってやるよ」

「……本当に?」

「ついても仕方ない嘘はつかねぇよ」

「……ありがとう」

「嬉しいけど、ヒッキーがそういうなんて以外かも!」

「ハッ……別に、少しだけ面白そうっていう、ただそれだけだよ」

「これで給仕係は確保できたわね」

「おい、今スルーできない発言が聞こえたんだが?」

「聞き間違いよ、茶汲み谷君」

「もはやごまかす気すらねぇじゃねぇか……」

「よーーし!じゃぁ、決定だね!……あれ、じゃぁ奉仕部は無くなっちゃうの?まぁ、三人で
活動できるならいいけど……ちょっとさびしいね」

「部活としても部室も残してもらえるよう掛け合ってみるわ。生徒会での仕事は奉仕部の発展

形という感じになるでしょうね」

「えへへ、楽しみだね。あっ!生徒会室にいろいろ持ち込んでいいのかな?」

「そういうことは当選してから決めろっつーの」

「この私が落ちるとでも思っているのかしら?」

言い返せないのが歯がゆい……。

「それでは、今日は解散ということで。手続きの方は全て私でやるわ」

「おつかれ」

「おつかれー!」

はぁ、まったく……いつから俺はこんなふうになっちまったんだろうな。

でも、それも悪くない。

人の本質は変わらない。その考えは今も間違っているとは思わない。

ただ、人の見方が変わるということは、往々にしてあることだ。

ならば今回のことも……

いや、もうごまかすのはやめよう。人は変わる。

変われるんだ。

「せーんぱい」



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