過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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29:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/15(土) 22:02:04.41 ID:SnglK6U90
「……そいつはよかった」

「家庭科室に行くわ。比企谷君も一緒にね」

「家庭科室?」

「なにすんの?」

「クッキー……。クッキーを焼くの」

「はぁ、クッキーを」

さっぱり話が読めん。

「由比ヶ浜さんは手作りクッキーを食べてほしい人がいるそうよ。でも、自信がないから

手伝ってほしい、と」

「そんなこと友達に頼めよ」

「う……、そんなこと、あんまり知られたくないし、占いでもやめた方がいいって出たし

……」

また占いかよ。最近の女子高生ってのはそんなもんなんかね。

由比ヶ浜は視線を泳がせながら言う。正直言って他人の恋路なんてどうでもいい。

「はっ」

思わず鼻で笑ってしまう。

「うう……」

「へ、変だよね。私みたいなのがクッキーなんて……」

「いや、変っていうか純粋に興味がないんだよ」

「ひどい!ヒッキーまじきもい!あー、腹立ってきた。私だってやればできる子なんだか

らね!」

由比ヶ浜が言ったその時だ。キーン、と、つんざくような高音が俺の頭に響く。

「由比ヶ浜さん、では、先に家庭科室に行っててくれるかしら。私達は用意があるから」

「うん、わかった」

そう言って由比ヶ浜は、教室を去った。

「雪ノ下?」

「モンスターが、来たわ」

なるほど、あの音はモンスター襲来の合図ってわけか。

「「変身!」」



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