過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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298:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/29(火) 13:55:31.00 ID:AuVSUEXb0
「Final Vent」

俺と雪ノ下がその存在に気がついたのは、後方にいた城廻の叫び声が響いてからだった。

「ああああぁぁぁあぁぁっっ!」

俺達が彼女の方を振り返ると同時、その体が爆発した。

「あ、ああ……城廻……」

「あなたはっ!!」

彼女にとどめの一撃を加えたのは、俺に似た姿の闇のライダー、仮面ライダーリュウガであっ

た。

「さぁ、今日こそ決着をつけようぜ」

「お前っっ……よくもっ!」

「Survive」

サバイブのカードを発動すると同時、俺はリュウガにきりかかる。

「Survive」

相手も闇のサバイブのカードを使って姿を変える。

「「Sword Vent」」

全く同じ形状の武器が激突する。

だが、押されていくのは俺の方だった。

「くぅっ!」

「その体、俺によこせっ!」

リュウガの刃が俺の胸を思い切り切りつけた。

「ぐぉっ!」

吹き飛ばされたのを利用して一端距離を取ろうとするが、敵はそれを許さない。

追撃を仕掛けようと走って向かってくる。

「Sword Vent」

その攻撃を止めたのは雪ノ下だった。

「比企谷君!大丈夫!?」

「ああ、すまない。助かった。だが……こいつは俺一人でやる!」

悪いと思いながらも雪ノ下の体を押しのけて、再び俺は剣を振り上げる。

「こいつは俺の分身……なら、俺の力だけで倒してみせる!」

「お前に俺は倒せない、俺が最強のライダーだ!」

またも俺達の剣は鍔ぜり合う。

雪ノ下は少し不満そうな顔をしながらも、(仮面の上からだが、雰囲気でなんとなくわかる)俺

の言葉を聞きいれて距離を取ったところで立っている。

「いいのか?あいつの力を借りなくて」

「同じこと何回も言わせんな……俺がやるって言ってんだろ!」

俺の刃の切っ先が、わずかだがリュウガの体をかすめる。

「面倒くさいなぁ、我ながら!」

その攻撃にひるむことなくリュウガが繰り出した攻撃が俺の右腕に直撃した。

「もっとも、お前なんか、俺じゃないがな!」

剣を握っていない左手のパンチがリュウガの腹に命中する。

「分身って言ったのはテメェだろうが!」

リュウガが突如放った飛び回し蹴りが俺の脳を揺らす。



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