過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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31:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/18(火) 22:32:59.48 ID:L8s2Y3nU0
ライダーが突き出した槍に、雪ノ下の体が吹き飛ばされる。

「Final Vent」

え?これってまずいんじゃ……。

契約モンスターのエイに乗ったライダーが、すごい勢いで突進をかます。

「ああああああっっ!」

再び吹き飛ばされる雪ノ下。

しかし、根性でかすぐに立ち上がる。

「……あなた、わざと急所を外したわね」

「だから、戦うつもりはないって言ってるでしょ!」

「あなたにはなくても、こっちにはあるのよ!」

「Final Vent」

「む、無茶だよ!そんな状態じゃ……」

そのライダーの言う通り、雪ノ下の走るフォームはめちゃくちゃだ。

「はぁぁっ!飛翔斬っ!」

放ったその一撃も、軽々とよけられてしまう。

「もう、やめてよねっ!」

そう言ってそのライダーは後ろを向いて走りだす。元の世界に戻るのだろう。

「おい、雪ノ下、大丈夫か?」

この状態で大丈夫もくそもあったもんじゃないだろうが。

「ほら、戻らねぇと」

肩を貸そうとするが、彼女の意地なのか、よろめきながらも自分の足で歩いた。

俺達が家庭科室に着くと、当然だが由比ヶ浜はすでにいた。

「ごめんなさいね、遅くなって」

「ううん、私も今来たところ」

そんなはずはないのだが。俺達は鏡の世界にきてからここに来たんだから。まぁ由比ヶ浜はそ

ういう奴なんだろう。

「そう、では、始めましょうか」

「で、俺は何すればいいの?」

「あなたは味見をしてくれればいいわ」

……それ絶対俺必要なかっただろ。

まぁいいか。働かなくていいんなら働かない。働いたら負けだ!

手早く準備を終えると、雪ノ下はエプロンをつける。

「曲がっているわ。あなた、エプロンもまともに着れないの?」

「え、エプロンくらいきれるもんっ!」



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