過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
1- 20
359:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/09/30(水) 12:35:30.11 ID:IK7FAaPI0
三十分後、俺はこの街で最も高い建物、四葉タワーの屋上、その隅にいた。

少し離れた場所に、マナと剣崎がいるはずだ。

比企谷「ここは、わき役に徹するしかないよな……」

これから始まる戦いには、どう転んでも、残酷な結末が待っている。

それはどこまでも悲劇的で、それでいて喜劇的でさえあった。

比企谷「……変身」

「Kamen Ride Decade」

ここにきて、俺とダークローチとの無益な戦いを語る必要はないだろう。

黒子はさっさと舞台から降りるべきだ。


私の前には、一人の少女が立っている。

相田マナ、プリキュアとしてともに戦い、ライダーとして人々を救い、皆に幸せを配り過

ぎてジョーカーとなってしまった、私の一番の親友。

これから私は、そんな彼女を封印する。

……この世から、追放する。

ならばせめて、その最後の在り方は、彼女の望むままに……。

マナ「……懐かしいね」

剣崎「ええ。この場所から、あなたとわたしは始まったのかもしれない」

マナ「だから、ここで終わるんだ」

剣崎「アンデッドは全て封印した!あとはあなたよ!ジョーカー!」

「Turn Up」

マナ「あたしとあなたは、戦うことでしかわかりあえない!」

「Change」

その言葉を言うのは、どれほどつらいことだろう。

剣崎「はぁぁぁっっ!」

マナ「やぁぁぁっ!」

剣と弓が、激しく激突する。

私の蹴りが、マナの腹部に直撃する。

ひるむことなく、マナはわたしの顔に拳を叩きこむ。

剣崎「やっ!たぁっ!」

マナ「せいっ!」

わたしとマナの足が撃突し、火花を上げる。

いつだったか、レジーナ達がまだ敵だった頃、こうしてマナと戦いごっこをしていたこと

を思い出す。

その様子を六花とありすが笑ってみてて、ジョナサンはニヒルな笑みを浮かべていたっけ。

もう戻れない楽しかったあのころを思い出し、涙が溢れ出る。

仮面のおかげでそれがマナに伝わらないことを、心から感謝する。

マナ「もっと、いくよ!」

「Evorution」

キングのカードで、マナの姿がワイルドカリスへと変化する。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
635Res/1285.60 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice