過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/23(日) 22:01:57.50 ID:lyWeeGpg0
そして十分後、彼女たちが戻ってきた。
「ほら、由比ヶ浜。食ってみろ」
「ええ?あんだけ言ってたわりにはしょぼくない?形も悪いし色も変だし……」
「ま、そう言うなって」
「そこまで言うなら……」
由比ヶ浜は恐る恐るという感じでクッキーを口に運ぶ。雪ノ下もそれに倣う。
すると、雪ノ下の表情が変わった。どうやら彼女は察したようだ。
「別にあんまりおいしくないし、焦げててジャリってする!はっきり言っておいしくない!」
「そっ…か、おいしくないか。わりい、捨てるわ」
「べ、別に捨てなくても」
その言葉を無視して、俺はゴミ箱の方に向かっていく。
「まってったら!」
由比ヶ浜が俺からクッキーをひったくる。
「捨てなくてもいいでしょ!言うほどまずくないし……」
「そうか?なら、満足してくれたか?」
「うん」
「ま、お前が作った奴なんだがな」
「……へ?」
「比企谷君。説明してくれる?」
「男ってのはな……お前らが思ってる以上に単純なんだよ。自分のために女の子が頑張ってお
菓子を作ってくれた、それだけで舞い上がっちまうもんさ。だから、手作りの部分を残しとか
ないと意味がない。雪ノ下が作ったような完璧な奴より、少しくらい汚くても、気持ちがこも
ってるってわかる物の方が、もらう側としてはうれしいもんだぜ?」
「今までは、目的と手段を取り違えてたってことね」
「そういうこった。だから、あんまりうまくなくてときどきジャリってするクッキーでも、そ
れでいいんだよ」
「〜〜っ!うっさい!ヒッキー腹立つ!もう帰る!」
由比ヶ浜が鞄を手に持つ。
「由比ヶ浜さん、依頼の方はどうするの?」
「あ、ごめん。それはもういいや。ありがとね、雪ノ下さん」
「またね。ばいばい」
そう言って由比ヶ浜は去って行った。
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