過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/23(日) 22:35:58.18 ID:lyWeeGpg0
「……あれでよかったのかしら?自分ができるところまで、力をのばすべきだと私は思うけど」
「それは違うだろ。あいつの目的は、うまいクッキーを作ることじゃなくて、相手に喜んでも
らうことだろ?ならこれでいいんだよ」
「そうかしらね」
「ああ、そうさ」
そう言って、俺は笑った。
「やっはろー!」
俺と雪ノ下が奉仕部の部室で読書をしていると、明るい声とともにドアが開いた。
由比ヶ浜結衣だ。
「……何か?」
「あれ?あんまり歓迎されてない?ひょっとして雪ノ下さん、あたしのこと嫌い?」
すると、雪ノ下が顎に手を当てて、少し考えてから言う。
「……別に嫌いではないけれど、決して好きではないわね。少し苦手、といったところかしら」
「それ、嫌いと同じだからね!この正直者めっ!」
由比ヶ浜は雪ノ下戸の胸をぽかぽかと叩く。
「で、何か用かしら?」
「うん、こないだのお礼って言うの?クッキー作ってきたんだー!」
「え?」
雪下は怪訝な声を挙げる。
しかし由比ヶ浜は気にしている様子はない。
「いやー、料理って意外と楽しいね!今度お弁当とか作ろうかな!あ、それでさ。ゆきのんも
一緒にお弁当食べようよ!」
「私はお弁当は一人で食べることにしているから。後、ゆきのんって呼ぶのやめてもらえる?」
「ええ、さびしくない?ゆきのん、どこで食べてるの?」
「ねぇ、話聞いてた?」
「あ、それでさ。暇なときはあたしも部活手伝うね!あ、気にしないで!これもお礼だから!」
「……話、聞いてる?」
由比ヶ浜の連続攻撃に雪ノ下が困惑している。
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