過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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383:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/10/01(木) 20:49:57.45 ID:KZITtGRU0
ラブは、一人商店街を歩いていた。

ラブ「せつな……」

せつなとの間には、たくさんの楽しい思い出がある。

ラブ(あのペンダントを渡した時も、嬉しそうにしてたのにな……)

そして、イースとの戦いのことも同時に思い出される。

イースはいつも、憎しみを隠そうともせずに戦っていた。仮面の上からでも、ありありと

わかってしまうほどに。

最後に頭に浮かぶのは、せつなが友情のあかしのペンダントを壊したあの光景。

ラブ「私は、一体どうしたら……」

ラブ「私にできることって……」

???「よっ!お譲ちゃん、ドーナツ食べてく?」

ラブ「かおるちゃん……」

*かおるちゃん……ラブ達がよく行くドーナツ屋の店長。移動販売をしている。中年のお

じさん。サングラスをかけている。

あまり気が進まなかったが、特に自分にできることも思いつかず、ラブはながされるまま

に席に着く。

かおる「どう?その新作のドーナツ」

ラブ「え?」

かおる「メロン味、作ってみたんだけど」

ラブ「メロン……」

『メロンアームズ!天・下・御・免!』

メロン、それはいつもせつなが使っていたロックシードだ。

ラブ「……行かなきゃ」

かおる「え?」

ラブ「ありがと、かおるちゃん!」

そしてラブはまた、勢いよく駆けだした。

だがそれは先程までとは違う、決意に満ちた力強い表情だった。

かおる「青春、だねぇ」



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