過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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471:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/10/01(木) 21:49:22.28 ID:KZITtGRU0
雪ノ下は、聞きづらいこともどんどん聞いていく。

すごいとは思うが……。

雪ノ下「失礼しました」

彼女も、自身の言動が踏み込み過ぎたことだと悟ったのだろう。

スコルプ「いや、かまわん。これから共に働くというのに、隠し事をするのもな」

ブンビー「スコルプさん……」

スコルプ「まぁ、さっきのやりとりで察してはいると思うが、俺はオルフェノクだ」

なんと言っていいのか分からない俺達を気にする様子もなく、彼は続ける。

スコルプ「俺はかつてプリキュア達と敵対していてな。その戦闘のさなか、命を落とした

んだ」

由比ヶ浜「じゃあ今は……幽霊みたいな存在ってことですか?」

雪ノ下「由比ヶ浜さん……」

今度は雪ノ下が由比ヶ浜を咎める。

スコルプ「いや、気にするな。質問の答えだが、当たらずとも遠からずというところだな。

オルフェノクというのは、一度死んだ者が、ごく稀にオルフェノクとして復活することに

よって生まれるんだ」

雪ノ下「なるほど……」

スコルプ「そして、かつて俺とブンビーが所属していて、プリキュアとの戦いでなくなっ

たはずのエターナルが、その構成員の多くがオルフェノクとしてよみがえったことで復

活し、たびたびこの世界を襲撃している」

由比ヶ浜「あの……なんで二人は、プリキュアに協力してるんですか?敵だったのに」

ブンビー「私は……プリキュアと戦ってるうちに、自分のやってることが正しいのかなっ

て思っちゃってね。

いや、正しくないことはわかってたんだけど、このままでいいのかなって、あの子たちを

見て思ってね」

スコルプ「わたしとブンビーは、仲が良くてな。最初は、自分を消したプリキュア達のこ

とが憎かったが、こいつの話を聞いてるうちに、今まで自分が愚かだったと思い知らされ

てな。それからはプリキュア達とも和解したよ。……ミルキーローズともな」

自分を殺した相手と和解する。そんなことを成し遂げてみせた目の前の彼を、俺は心から

尊敬できると思った。



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