過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/10/02(金) 22:32:58.38 ID:gPOyzYSQ0
とても立ち上がれるような状況ではないはずなのに、彼女はまた立ち上がり、変身して果
敢に向かっていく。
なんて強さだ……。
のぞみの体に蹴りが入れられ、再び吹き飛ばされる。
のぞみ「う……うう……」
またも変身が解除されたのぞみは、それでも必死に立ち上がろうとする。
が、よろめき、何度も体勢を崩す。
彼女の戦闘力よりも、その心の強さに脅威を覚えたのだろうか。
ミルクはのぞみのもとまで歩いて来て、変身前の彼女にとどめを刺そうとする。
アーク「ルアアアアアアァァァァッッッ!」
生身でこれを受けて、無事なはずがない。
いや、無事とかそんなレベルでは無く、間違いなく即死だ。
王蛇(ダークドリーム)「のぞみぃぃいいいいいいっっ!」
その攻撃にダークドリームが割り込み、彼女の胸をミルクの腕が貫いた。
のぞみ「ダ、ダークドリームゥゥゥゥッッッ!!!!!」
自分がダメージを負った時以上に悲痛な叫び声がこだまする。
ダークドリームの体が、徐々に青い粒子に代わっていく。
消えていくダークドリームが、ゆっくりとのぞみの手をつかむ。
のぞみ「どうして……どうしてわたしを助けたの!!?」
ダークドリーム「なぜかしらね……大好き、だからかな……」
のぞみ「え?」
ダークドリーム「わたし達、違う形で出会ってたらよかったのに……」
のぞみの目に涙が浮かぶ。
ダークドリーム「ダメかな……わたし、偽物だし」
のぞみ「本物とか偽物とか、関係ない!あなたはあなたで……」
のぞみ「わたしの友達だもん!」
ダークドリームの体が薄くなっていく。
ダークドリーム「わたし、どうしたら笑えるかわからなかったけど……」
最後ににっこりとほほ笑んで、彼女は消えていった。
それは紛れもなく、彼女だけの、最高の笑顔だった。
のぞみの手には、ダークドリームが胸にしていた美しいクリスタルが残っていた。
アーク「ルゥゥ……」
のぞみ「なんで……あの子は私の、大切な友達だったのに!」
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