過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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568:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/10/12(月) 21:40:16.38 ID:SukY8Dbq0
顔を上げると、図書室の奥の方から、体調は二メートルを優に越す、全身の肌

が青い巨人が現れた。

頭は異様に発達しており、ほぼ二頭身だ。

その中でも、両目はこぼれおちそうなほど大きい。

青色の二頭身、目が大きいといえば、ドラえもんを連想するかもしれないが、

その巨人からは明らかな殺意が滲み出ていた。

比企谷「これが由比ヶ浜が言ってた化け物か……」

変身のカードを手に取る。

比企谷「変身!」

しかし、何の変化も起きない。

由比ヶ浜の言ってた通りか……。

由比ヶ浜のことを疑っていたわけではないが、心のどこかでは、まさかそんな

こと……という気持ちがあったことはいなめない。

響「でぁあぁっっ!」

次の瞬間、信じられないことが起こった。

響は、変身が不可能であることを認めると、なんと生身で怪物の頭部に飛び蹴

りを食らわせたのだ。

青鬼「グル?」

しかし、全くダメージが入った様子はない。

響「比企谷君!」

比企谷「なんだ!?」

響「逃げよう!」

そう言うと彼女は即座に身を翻し、猛スピードで図書室の入り口の方へ向かっ

ていった。

一瞬遅れて俺もそれに続く。

俺達を追いかけて、怪物も向かってくる。

力の限り廊下を走る。

しばらく走ったところで、響は扉が空いていた部屋に駆け込んだ。

俺もそれに続く。

怪物との距離は少しできていたから、ここに入ったことは見られていないはず

だ。

問題は、あの怪物にどれほどの知性があるかだ。

人間に近い物を持っていたなら、一つ一つ部屋を検分するということもあるだ

ろう。



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