過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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570:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/10/12(月) 22:09:33.05 ID:SukY8Dbq0
比企谷「なんでだ?」

響「だって、眠るなら一番高い階でしょ?」

うん、その理由がわからないんですけどね……。

まぁ、どこから探しても一緒だろう。

俺は黙って響に従うことにした。

階段を上り、三階にたどり着く。

三階には、入れそうな部屋は二つしかなかった。

響の意見は当たっており、手前の部屋にちょうどその鍵がはまった。

ベッドが二つと、少しの家具があるだけだ。

響「あれ?なんかあそこ変じゃない?」

響がベッドの一つを指さす。

比企谷「……あ」

奥のベッドの下の床の一部だけが、周囲と色が微妙に違う。

比企谷「このベッド……動かせそうだな」

響「私も手伝うよ」

二人で協力して、ベッドを奥に押し込む。

と、先程までベッドがあった場所には穴が開いていた。

比企谷「どうやってこのベッドは立ってたんだ……?」

響「ともかく、降りてみよう」

その穴は結構な大きさで、一人ずつなら二階に降りれそうだ。

俺が先に降り、響がそれに続く。

降りたその部屋にあったのは、

響「うわぁ、大きなピアノ」

その部屋の中央には、巨大なピアノがあった。

響「ちょっと見てみようよ!」

響に言われてみてみると、俺はすぐに違和感を覚えた。

比企谷「この鍵盤……」

響「汚れてる……血、かな」

そう、そのピアノの鍵盤は、赤黒くなっていたのだ。

ここで、怪物に殺された奴がいるってのか……。

響「ん?鍵盤に、何か書いてない?」

比企谷「言われてみれば……」

鍵盤には、何か図形の様なものが書いてあるが、その大半が今のままではわか

らなかった。

響「あっ!洗剤!」

先程手に入れた洗剤を取り出し、鍵盤の上につけ始めた。

そして、ポケットに入っていたハンカチで汚れをふき取る。

と、その時

『ルゥゥゥウウウゥ……』

二度と聞きたくはなかった、醜い声が背後から聞こえた。



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