過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/23(日) 23:10:09.30 ID:lyWeeGpg0
「体育でペア組んだだけだろ……」
「まったく、あのようなもの、悪習以外の何物ではないわ。我はいつ果てるともわからぬ身、
好ましく思うものなど作らぬっ!あれが愛なら、愛などいらぬっ!」
「はぁ……。それはわかったけど、いや、わからないけど分かったことにしてやるけど。それ
で、お前が何の用だよ」
「む、我に刻まれし名を読んだか、いかにも、我は剣豪将軍材木座義輝だぁぁっ!」
なんでこいつはいちいち大声を上げるんだよ……。
「なんでもいいけれど、あなた何か用があるのではないの?」
「ムハハハハハハ、すっかり失念しておったわ。時に八幡、奉仕部とはここでよいのか?」
「ああ」
「そうであったか。ならば八幡よ、きさまには我の願いをかなえる義務があるな。時を超えて
もまだ主従の関係にあるとは……。これも、八幡大菩薩の導きか」
「別に、奉仕部はあなたの願いをかなえるわけではないわ。ただお手伝いをするだけよ」
「ふむ、そうであったか。いやぁこれは失敬失敬!」
「比企谷君、ちょっといいかしら」
「ん、どうした」
「ねぇ、あの剣豪将軍って何?」
なるほどな、雪ノ下はこういうのを知らないのか。
「ああ、あれはな、厨ニ病っていうんだ」
「ちゅーにびょう?」
由比ヶ浜が首をかしげる。
「病気なのかしら?」
「別に本当の病気ってわけじゃない」
厨ニ病。アニメやラノベのキャラにあこがれて、さも自分にもそのような能力があるようにふ
るまうこと。
基本的に、発病中よりも治ってから苦しむことが多い。
ざっくりと二人に説明する。
「つまり、自分で作った役になりきって演技をするということね」
なんかそういうふうに聞くとちょっとカッコいいな。
さすがはユキぺディアさん。
一を聞いて十を知るとはこのことか。
「うー?」
そして、十聞こうが百聞こうが一も理解しない女、由比ヶ浜結衣。
「あ、ヒッキー今私のこと馬鹿にしたでしょ!」
「馬鹿になんてしていないと思うわ。ただ、由比ヶ浜さんの理解力は著しく劣っていると思っ
たのではないかしら」
「それだめじゃん!もう!二人とも!馬鹿にしすぎだからぁ!」
「…材木座君、だったわね」
「ふむ、いかにも」
「あなたの依頼は、その心の病を治すということでいいのね?」
「…八幡よ。我は崇高な依頼を持ってここに来た。そのようなことではない」
なんで俺に言うんだよ、雪ノ下に直接言えばいいだろ。いや、なんとなくわかるけどさ。
「話しているのは私よ?話す方の人を見て話は聞く。小学校で習わなかったのかしら?」
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