過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/23(日) 23:14:14.90 ID:lyWeeGpg0
ちなみに由比ヶ浜もここに属している。
その中でもひときわまばゆい輝きを放つ二人がいた。
葉山隼人。
それがあの連中の中心にいる人間の名だ。
サッカー部エースで次期部長候補。
眺めていて気持ちのいい人物ではない。女子の目線からすると、雪ノ下雪乃も同じように映る
のかもしれない。
「いやー、今日は無理かな。部活あるし」
「別に一日くらい良くない?今日ね、サーティーワンでダブルが安いんだよ。あーしショコラ
とチョコのダブルが食べたい」
どっちもチョコやないかーい!はっはっはっはは!ルネッサーンスッ!
そう言ったのは葉山の相方三浦優美子。
金髪縦ロールに、風俗嬢かと思わせるほど着崩した制服。スカートなんて、履く意味がないほ
どに短い。
三浦の顔立ちは整っているが、その派手な格好と頭悪そうな言動のせいもあり、俺の嫌いなタ
イプだ。
「悪いけど、今日はパスな。それに優美子、あんま食いすぎると太るぞ?」
「あーしいくら食べても太んないし」
そう言っていた某行列ができる女弁護士は今ぶよぶよに太ってるけどな。
三浦のそんな姿を想像すると、笑いが吹き出る。
「食べ過ぎて腹壊すなよ?」
「だーからー、いくら食っても大丈夫なんだって。ね、結衣?」
「やーほんと優美子マジ神スタイルだからねー。足とかきれいだし。……で、あたしちょっと」
「えー、そうー?でも雪ノ下さんとかの方がやばくない?」
「確かに!ゆきのんはっ」
「……」
三浦の無言の圧力により、由比ヶ浜が黙る。
何これ封建社会?こんな気使わないといけないなら俺一生ぼっちでいいわ。
「あの……あたし、お昼ちょっと行くところがあるから」
「あ、そーなん?じゃぁ帰りにあれ買ってきてよ。レモンティー。あーし今日飲み物買ってく
るの忘れちゃってさー。パンだし、飲み物無いときついじゃん?」
そんぐらい自分で行けよ。
「けどあたし帰ってくるの五限の直前になるからちょっと無理っていうか……」
由比ヶ浜がそういうと、三浦が飼い犬に手をかまれたような表情を浮かべた。
「は?ユイさー、この前もそんなこと言ってなかった?最近付き合い悪くない?」
「やー、やむにやまれぬ事情というか……」
由比ヶ浜のその弁解も、三浦の怒りの炎に油を注ぐ結果となった。
「それじゃわかんないから。あーしら友達じゃん?隠し事とかよくないと思うんだよねー」
なんだそれは。
友達どころか家族にだって言えないことはあるはずだ。三浦のそれは、ただの脅迫だ。
「ごめん……」
「だからごめんじゃなくてー、なんか言いたいことあるんでしょ?」
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