過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)  
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85:くすっち天頂@公認ぼっち党員 ◆A9VvCAXQOewN[saga]
2015/08/30(日) 22:49:23.00 ID:G+niSgN10
「おう、宿題はどうだ?」

「うん、大体終わったよ。小町は頑張っているのです!」

「そいつはご苦労なこって」

「さて、お兄ちゃん」

小町の顔つきが急にまじめになる。

「ん、どした?」

「小町はすごく頑張って勉強しました」

「まぁ、そうだな。受験生なら当然だと思うけど」

「がんばった小町には、自分へのご褒美が必要だと思うのです!」

「お前は今どきのOLかよ」

「とーにーかーくー、小町にはご褒美が必要なの!だからお兄ちゃんは小町と一緒に千葉に行

かなければならないのです!」

「だからの前後の文章が意味不明なんだが……」

そう言うと、小町は顔を膨らませる。

うわ、面倒臭いパターンだ。

俺は黙って階段を上り、自分の部屋へ避難しようとする。

すると、肩をグイッとつかまれる。爪がくいこんでいたいんですけど……。

「お兄ちゃん!最近付き合い悪いよ!?」

ライダーバトルとかで結構精神持ってかれるからなぁ……。それに奉仕部の面々や戸塚と過ご

す機会も増えたし。材木座……?誰それ知らない。

小町と過ごす時間が減ったのは事実だろう。

家族サービスができなくなるのも仕方ないことなのだ。

ライダーバトルのせいでかなり精神持ってかれるし……。

昨日なんて、風呂に入ってふと鏡を見たら、ドラグレッダーが俺のことガン見してたからな。

少しえさをやらなかっただけなのに……。

だが、それを言い訳にしてばかりもいられない。ここらで一つ相手をしてやりますか!

「わーったよ、付き合ってやるよ」

「やった!小町的にポイント高いよ!じゃぁ、動きやすい格好に着替えてきてね!小町も準備

するから!」

動きやすい格好?スポーツでもするつもりだろうか。

ほどなくして、小町が戻ってきた。

「それじゃ、レッツラゴー!」

レッツラゴーって……古くないか?

「はいお兄ちゃん、これ持って!」

「えー……?」

言って小町は、大きなバッグを俺に手渡す。

「レディーに荷物を持たせるなんてポイント低いよ!」

「ヘイヘイっと……」

だがまぁ、妹のためにいろいろしてやるというのもやぶさかではない。

しばらく歩いて駅につき、改札へ向かおうとすると、小町に止められる。

「ん?どした?」

「お兄ちゃん、こっちだよ!」




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