過去ログ - 仮面ライダーぼっち&ぼっちライダーディケイド(完結編)
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くすっち天頂@公認ぼっち党員
◆A9VvCAXQOewN
[saga]
2015/08/30(日) 22:56:58.82 ID:G+niSgN10
「海老名さん、いいと思ってんだよねー」
「まじか!?」
思わず声を出してしまう。
海老名さんというのは、三浦のグループに所属する、ありていに言うと腐女子だ。
容姿はなかなか良く、ギャルゲーで言う図書委員タイプ。
「あ、ヒキタニ君聞いてたのかよー。寝てたかと思ったわー。罰としてアドベントカード没収
〜」
それイコール死だからな!?
「でも意外だな。戸部君は三浦さんのことが好きなんだと思ってた」
「いやー、優美子はちょっと怖いしなー。すぐ蛇出すし……」
確かに……。
「でも、よく三浦さんと話してるよね?」
「あー、それはあれだよ。将を討つならまず馬をってやつ」
将を射んと欲すればまず馬を射よ、な。
「まぁ、三浦の方が明らかに武将っぽいが」
誠に遺憾ながら、戸部の思いには共感できる。好きな子ほど話しかけられなかったり、いたず
らしてしまったりするものあのだ。
「結衣もいいけどさ、あいつはアホだし」
お前も大概だと思うんだが……。
「それに結構人気あるしな」
まぁそうだろうな。あいつは誰にでも優しいから、勘違いしてしまう男子は多いはずだ。
アホなのに魔性の女、由比ヶ浜結衣、恐ろしい子!
「その点海老名さんは、男子でも引いてるやつ多いから狙い目っつーか」
いけそうだから好きになるってのは人としてどうなんだろう。
「お前らはどうなんだよ!俺にだけ言わせるなんてずリーっしょ!」
お前は自分から言いたがったんだろうが……。
「好きな女の子は、特にいないかなぁ」
それでこそ俺の戸塚だぜ!
「隼人君はー?」
「俺は……いや、俺はいいや」
「それないわー。いるんでしょー。言ってよー」
「……」
「イニシャルだけでいいからさー」
ハァ、とため息をついては山は小さくつぶやく。
「……Y」
「Yってちょっ、Y・M・C・A!?」
それはヤングマンだろ……。
いつの歌だよ。
つーか、Yっつったら……。
「もういいだろ、寝よう」
その声にはどこか反論できない威圧感があった。
「八幡、起きてよ八幡!」
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