過去ログ - 【咲-Saki-】京太郎「有珠山で過ごした記憶」由暉子「2ページ目ですね」【安価】
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◆Z7IUJooCRr22
[saga]
2015/08/15(土) 22:11:03.60 ID:w38lbafMo
テントの中で俺は今女の子と二人っきりだ。
いや、正確には今ではなく『今晩の間』だが。
どうしてこうなったかと言えば一組につきテントは一つということをすっかり忘れて俺とユキを一組で申し込んでしまったことが原因だ。
ユキの方はあまり気にしていないみたいで「なんだか懐かしいですね」なんて言っているが俺としては大問題である。
中学生にもなれば女の子を異性として意識し始めるお年頃だ。
その上ユキは中学生とは思えないような大きさだ。
……何がとは言わないが。
そんな訳で俺は絶賛大ピンチである。
由暉子「京太郎くん」
京太郎「な、なんだ」
突然名前を呼ばれてびくんと反応する。ちょっと挙動不審すぎるぞ、俺。
由暉子「外に行きませんか?」
全く気にしてない様子のユキもどうなんだ……。
そんなことを思いながらも問い返す。
京太郎「外?」
由暉子「はい、なんだかあの夜のことを思い出してしまって。京太郎くんさえ良ければどこかで星を眺めたいなと思いまして」
京太郎「ああ、いいよ」
あの夜のこと。
その言葉で俺の中の気持が切り替わる。
そして俺も、純粋に見に行きたいと、そう思った。
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