過去ログ - 士郎「がっこうぐらしの少女達を救ってみせる」
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44:名無しNIPPER
2015/08/24(月) 02:04:06.47 ID:fqT64uAW0
「……」

振り返って、粉々になった鉄片を凝視する。

何度繰り返しても成功しない強化。
今までの鍛錬でもほぼ成果を発揮しなかったモノが、土壇場になって成功するなんて都合のいい話はないだろう。

――――何の気なしに、手の甲を見つめた。

時々夢に見る剣の容。
衛宮士郎を構成する因子かもしれないソレが――――何故か脳裏によぎった。

見た事はないはずなのに意識に叩き込まれる黄金の鞘。
神造の聖剣。
黄金の騎士。

――――本来、この手に宿る筈だった運命が大きく歪んでしまった様な……

「……修行不足だ、ばか」

無い物を強請っても無い。
ソレに意味などないて、他でもない自分自身が一番良く分かっていた。

「行くか」

意を決して走る。
ショッピングモールまで、車を使う程度には遠い道のりだ。
気休めにしろ、魔翌力で水増しした脚力で少しでも早く到達すべきだろう。


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