過去ログ - 卯月「これが私たちの、ガンプラバトル」
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53: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2015/08/16(日) 00:56:22.91 ID:Eopy34a90

ナレーターから軽く、レギュレーションの確認が流れながら、卯月と凜はパイロットスーツを確認している。
特に卯月は、初めてこの様な大々的な大会に参加すると言う事もあり、緊張で首元の二重ファスナーを付けれずにいた。

「あ……あれ……?」
「くっ……」

 凜も、先ほど春香から発せられた殺気に当てられてか、緊張した面持ちで着替えているが、そのスピードは遅い。

着慣れている筈なのに、まるで初めてイベントに参加した時のように感じられて。
 凜は軽く下唇を噛みながら、慌てないようにパイロットスーツを着込もうとしていた。

――その時だった。

一人の少女が近づいてきて、柔らかな表情で「ちょっとごめんね」と言いながら、
卯月の閉めようとしていた二重ファスナーをしっかりと閉め、更に他の部位の確認を終えた。

その後、凛のパイロットスーツにファスナーの食い込みがある事を確認した少女は、
その食い込みを柔らかな手つきで直し、凜へ「はい、どうぞ」と指示した。

「あ――ありがとう」
「ううん。こっちこそ、余計なお節介だったかな?」
「緊張してて、良く分かってなかったから、助かったよ。ありが――」

「あぁ! は、萩原雪歩、先輩!?」



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