過去ログ - 卯月「これが私たちの、ガンプラバトル」
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68: ◆bA3jMfAQJs[saga]
2015/08/16(日) 22:26:56.75 ID:Eopy34a90

――宇宙空間から、大気圏内の平地へ降りてくる、二機のモビルファイター。
大気圏を抜けると、二機はそれぞれ、地に足を付けて、ファイティングポーズを構えたまま、一歩も動かない。

その様子を見据えていた四機ほどのモビルスーツが、その手に持つライフルを構え、その二機に向けて、引き金を引いた。

ライフルの銃弾やビームが重力に従いつつも、その二機に向けて放たれていく――
が、二機はその銃弾を一歩後ろに下がる事によって避け、脚部に力を込めて、飛び上がった。

『邪魔ぁっ!』
『すみません、皆さんっ!』

 765プロ所属アイドル・菊地真は、自身の駆るシャイニングガンダムのビームサーベルを振り切り、
四機の内二機――イナクトとジム・コマンドのコックピットを焼き切る。

それと同時に、876プロ所属アイドル・日高愛が、その両腕に力を込めて、
ダークネスフィンガーを発動させた上で残り二機――陸戦型ガンダムとブルーディスティニー一号機の腹部を貫いた。

『――さあ、続きと行こうか。愛』
『はいっ、勝負です、真さん!』

 二人は再び、自身の機体に構えを取らせ、そのまま沈黙する。

二機はただ、互いの呼吸を見合っていた。

それが、互いの隙を探る為の心理戦である事を、その場にいる者達は感じる事が出来なかった。



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