過去ログ - 【咲-Saki-】豊音「京太郎君!お手紙だよー!」京太郎「2通目だな」
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◆dIhERAk/UA
[saga]
2015/08/17(月) 19:45:35.55 ID:S8Or9lwd0
>>7
続き
「どうやって遊ぼうな」
「虫取りとか魚取りとか山の中も楽しいよー?」
祖父は畑仕事があるのか鍬を担ぎ家を出て行った。
なんとも放任主義な爺さんだなと思いつつも前にちょこんと座っている豊音と会話をする。
「魚もいるの?」
「うん!川とか冷たくてちょー気持ちいいよー」
「泳げる?」
「あまり深いところとか流れが激しいと駄目だけどあるよー」
「うんじゃそこ行こう!」
「うん!」
この出会いは京太郎にとっても朗報だった。
コンビニ所か24時間やってるお店もない、こんな所で何をして遊べばいいか判らなかったのだ。
ここに来てから数日経つが日頃寝たり本を読んだりと暇でしょうがなかった。
2人は意気揚々と出かけ川へと遊びに行く。
「うわっ冷たい!」
「………」
川にやってきて京太郎は早速とばかりに手を川に入れてみる。
体が熱いせいか川が異常に思えるほど冷たかった。
暫くの間、川を手で堪能すると途中で貰ったスイカを流れないように石で囲み川に入れた。
「何してんの?」
「………うん」
Tシャツを脱ぎ履いて来た水着一丁になり、豊音を探すと豊音は岩の後ろに隠れていた。
一体何の儀式だろうかと思いつつ声をかけると頬を赤く染めながらおずおずと影から出てきた。
「………」
「……うー水着を人に見せるの初めてだから、変……変じゃない?」
豊音は学校の指定のスクール水着を着ていた。
それでも色気が出るのは何故だろうか?
たぶん、豊音の平均より高い身長とスタイルの良さ、将来美人になると判っているほど整っている顔のせいだろう。
京太郎は暫しの間、ボーと熱に浮かされたように豊音を見る。
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