過去ログ - 【咲-Saki-】豊音「京太郎君!お手紙だよー!」京太郎「2通目だな」
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2: ◆dIhERAk/UA[saga]
2015/08/17(月) 08:28:55.16 ID:S8Or9lwd0
<少女に外の世界を……>


「えへへ〜♪」


静かに進む新幹線の中、椅子に座っても見上げるほどの身長を持つ女性が居た。

長い艶やかな黒髪に黒い帽子、黒い服と全身が黒尽くめで影を連想させる服装である。

その女性……姉帯豊音は、鬼灯のように赤い赤い瞳を爛々と輝かせて嬉しそうに外を見ていた。


「豊音機嫌いいね」

「うん、大会が楽しみ!それと……」


声をかけたのは、豊音の隣に座っている胡桃だ。

胡桃は、高い身長の豊音とは逆に小さく小学生と言っても通じるぐらいの子だ。

そんな胡桃は、行儀良くそれでも自分自身も楽しそうにしている。


「京太郎君に会えるから♪」

「……お友達?」

「ダレ?」

「だるい」

「何々、何のお話?」


豊音の前に座っていた外国からの留学生エイスリン、その隣に座っていたダルそうにしている女性の白望、

後ろから顔を覗かせた塞、それぞれが豊音の口から出た名前に興味を示した。

豊音は、前までとある封鎖的な村で生活をしていたと聞いていた。

同年代の友達も居らず、1人ぼっちでTVばかりを見ていたとの事だったので、豊音の口から出た名前に首を傾げるのだった。





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