過去ログ - 【ゆるゆり】向日葵「……子守唄を歌ってくれませんか。赤座さん」
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名無しNIPPER
[saga]
2015/08/17(月) 17:28:51.63 ID:xePnKZjYo
あかり「……」
向日葵「……眠そうですわね」
ソファに座っている赤座さんは、欠伸をかみころしているようでした。
私がお風呂から上がると、すでに寝間着に着替えていて、もういつ眠っても違和感はありませんわね。
……やっぱり頭の方も浮かれ過ぎていたのかしら。元から八時前だと、こうなることは分かっていたはずなんですが。
テレビからは、歌の特番が流れているけれど、赤座さんの耳には届いているのかしら。
赤座さんの隣に腰を下ろして、横顔を伺うと、いつ眠りに入ってもおかしくなさそうでした。
液晶の向こう側の歌手の、ミディアムテンポのバラードも、それを後押しするかのようで。
まるで子守唄みたいな、とは言いすぎなんでしょうが、近い効力はありそうでした。
……私としては、これでも少し眠るときにかかる音としては、主張が強いようには思えますが。
向日葵「赤座さん」
あかり「……んー?」
赤座さんは、すでに半分は向こう側へいるようでした。
このまま寝る準備をするのも……というところで、芽生えたのは、ちょっとした好奇心でした。
今日の私は、好奇心のままに、未踏の地を征き続けたものですから、
その勢いはそうそう止まる事も無く、今回も身を委ねることになったのは、当然の帰結でした。
向日葵「私の膝、使われますか?」
びっくりするぐらい柔らかい声が出て、固くなっていたあの時がもう遠い過去のようでした。
半日も経っていないのですが。対照的に、赤座さんは、少し固まったようで。
さっきまでは、あんなに眠そうだったのに、すっかりこちら側に戻ってきたようです。
やっぱり抵抗があるのかしら。それも当たり前の話ですけれども。
自分でも、こんなに穏やかな気持ちで、提案することがおかしいと思うぐらいですから。
あかり「い、いいのかなぁ」
向日葵「遠慮はしないと」
あかり「えっ」
向日葵「赤座さんは私に求めるのに、私が赤座さんに求めることは駄目なのかしら」
あかり「……いや、うーんと」
向日葵「それとも、私に身を委ねるのは不安ですか?」
ちょっと意地の悪い言葉かしら。けれど、それぐらいで険悪にならないことぐらい分かっていますから。
あかり「そ、そんなことないよ!」
向日葵「じゃあ」
あかり「うぅ……」
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